1. 豊田真由子議員の地元・埼玉4区で辞職を求める声が高まる、「豊田辞めろ」のリレートークやパレードも

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2017年09月21日 (木曜日)

豊田真由子議員の地元・埼玉4区で辞職を求める声が高まる、「豊田辞めろ」のリレートークやパレードも

10月に予定されている衆議院選挙。有権者の関心のひとつは、スキャンダルで失脚した議員が、この選挙に出馬するのかどうかという点である。また、出馬して当選できるかどうかという点である。関心の対象になるのは、中川俊直議員(不倫)、山尾志桜里議員(不倫)、豊田真由子議員(暴言・暴力)らである。

このうち豊田真由子議員の選挙区は、筆者の地元・埼玉4区(和光市・朝霞市・新座市、志木市)である。

埼玉4区では、豊田議員の暴言・暴力が発覚した後、議員辞職を求める運動が始まっている。その中心になっているのが、「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会」だ。8月2日には、豊田議員の辞職を求めるためのリレートークが行われた。9月2日には、市民パレードが行われた。

ある市民は、次のような声を寄せてる。

「子育てしながら頑張っている議員かと思ったが、人の見ていないところで部下に暴行、私たちはこんな議員を養うために、一生懸命働いて税金を納めている訳じゃない!」(『4区の会ニュース』第3号)

2014年の衆院選で、豊田議員が獲得した票は、8万8730票だった。これに対して、民主党と共産党が獲得した票の総計は、9万5708票だった。この選挙では、民主党と共産党が共闘していなかったので、当選者は豊田議員になったが、10月の選挙で共闘が実現すれば、豊田議員が出馬してもしなくても、極右系の候補が敗北する公算が強い。

◇詐欺疑惑の高市早苗と森裕子

近年、政治家の質が極端に劣化している。豊田議員のケースは、氷山の一角である。たとえば高市早苗元総務大臣と自由党の森裕子議員は、詐欺容疑(マネーロンダリング)で刑事告訴(既に受理)され、現在、それぞれ奈良地検と新潟地検が両氏を調査している。検察が忖度しなければ、起訴される可能性が高い。

【参考記事】 高市早苗総務大臣と森裕子議員の政治献金を悪用したマネーロンダリング、与野党政治家の劣化が顕著に

現在の衆議院内閣委員会の委員長である秋元司議員も、筆者が落選を願っている議員である。秋元議員が長を務める内閣委員会は、先の通常国会で、約2カ月にわたって委員会を開催しなかった。本来、ありえないことである。

その理由として考えられるのは、森友学園・加計学園の舞台が内閣府だったために、野党から追及されることを警戒したことである。

【参考記事】加計事件かくし? 衆議院内閣委員会が2ヶ月「休会」していた問題、「休会」に至る事情を秋元司委員長に質問
◇ひとりの国会議員に月額約400万円

国会議員に対する支出は月額で394万円にもなる。次のような内訳だ。いずれも月額である。

歳費:129万円
文書通信交通費:100万円
立法事務費:65万円
公設秘書給与:100万  (■出典『4区の会ニュース』)

国家予算からの高額の支出により、箸にも棒にもかからない議員を養っているのである。

【写真】安倍晋三首相と豊田議員