1. 再検証を要する1990年代、小沢一郎氏や山口二郎氏による政治改革と小選挙区制の賛美

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2023年05月12日 (金曜日)

再検証を要する1990年代、小沢一郎氏や山口二郎氏による政治改革と小選挙区制の賛美

軍事大国化に舵を切っている日本の実態をTIMEが取り上げる。安倍内閣が終われば軍事大国化は防止できると考えていた人が多いが、実際は同じ路線を走っている。新自由主義の導入と軍事大国化の方針は、小泉構造改革の時代からまったく変化していない。同じ方向で加速している。

こうした実態をマスコミはほどんど認識していなかった。安倍政権に批判的なマスコミも、漠然と安倍政権が終われた日本は変化すると考えていたようだ。

そもそも日本が現在の迷路に迷い込む糸口を作ったのは、小沢一郎氏である。1990年代に小沢が自民党を飛び出して新進党を結成し、2大政党制の路線を敷いた。小選挙区制を導入し、保守の2大政党制を確立したのである。山口二郎らの政治学者らが熱心にそれをサポートした。マスコミもこうした体制を支持した。その結果、国民は完全に洗脳された。

小沢や山口の責任は重大だ。1990年代の初頭に彼らがやったことについて、この2人は今どう考えているのは問うてみたいものだ。