1. 黒薮のツイッターをロック、三宅雪子元衆院議員の「告訴」をめぐる記事に対する妨害

日本の政治に関連する記事

2018年12月03日 (月曜日)

黒薮のツイッターをロック、三宅雪子元衆院議員の「告訴」をめぐる記事に対する妨害

このところ言論を抑圧する動きが浮上している。12月1日(土曜日)の午前2:27に、筆者のツイッターがロックされた。

ロックとは、何者かがツイッター社に、特定のツィートの削除を申告して、それが認められた結果、投稿ができなくなる状態を意味する。再開の条件として、当該のツィートを削除することが求められる。削除要求に対して異議を申し立てることもできるが、この場合、ツイッター社による判断が下されるまで、数日を要するので、その間は、ツイッターが使えない。

ロックの原因となったのは、次の投稿である。

 【バックナンバー】三宅雪子元衆議院の支援者「告訴」騒動にみるTwitterの社会病理 | MEDIA KOKUSYO http://www.kokusyo.jp/justice/13280/

※このウエブサイトから上記URLで記事にアクセスできる。

 この記事は、元衆議院議員の三宅雪子氏が2017年5月10日に、自らのツイッターに投稿したある告知をテーマとした記事で、『紙の爆弾』に掲載したものを、ウエブ用に短くリライトしたものである。

概要は、次とうりだ。三宅氏は、5人のアカウント(ツイッター上のペンネーム)をさらして、名誉毀損の刑事告訴に踏み切った旨を告知した。しかし、その原因も捜査機関名も明かされなかった。そのために名指しにされた5人は精神的なストレスを蓄積させていった。ストレスで病気になった人もいる。

もちろん「告訴」から1年半が過ぎた現在も、捜査機関から5人に対する連絡はない。

5人は東京の弁護士にも相談し、事件を担当してもらった。当然、弁護士費用も発生している。「被疑者」は関西にも在住しており、東京までの交通費だけでも高額になっている。

しかし、それでも三宅氏は告訴の中身を一切公表しない。そのうちに、告訴は真っ赤なウソではないかという噂が広がりはじめた。

そこで筆者がこの問題を取材した。結果、三宅氏が過去に言論の問題で元支援者から2件の刑事告訴を受け、2回の「起訴猶予処分」を受けていたことが判明した。三宅氏と5人の間で、ツイッター上の「炎上」が起きていたことも分かった。告訴が事実かどうかは、現時点では分からない。

既に述べたように、記事は最初『紙の爆弾』に掲載した。それからそれをリライトして、メディア黒書に掲載し、同時にツイッターで記事を紹介した。それが9月である。

今回、ロックの対象になったのは、上記ツィートのリツィートである。

◇「被告人になりたくなければ・・」

誰がツイッター社にロックを申し立てたのか、部分的な証拠は入手しているが、絶対的な確証はない。そんなわけで、この件は、今後調査することになる。

ちなみに、三宅氏の支援者のひとりは、三宅氏が刑事告訴をツイッターで告知した直後に、みずからのツイッターで「あなた方は今日から被疑者となりましたが、ご感想はいかがでしょうか?」などと述べており、この日に告訴が受理されたことを物語っている。さらに「被告人になりたくなければ、彼女に莫大な慰謝料を提示して」などと金銭要求もしている。次のツィートである。