2020年08月11日 (火曜日)
朝霞市のKDDI(au)基地局問題、KDDI が回答拒否、質問は「誰が公有地の賃借料・月額360円を決めたのか?」㉒
朝霞市の城山公園にKDDIが設置した基地局に関する情報公開を求めているが、KDDIは依然として非開示の方針を貫いている。
既報したように8月6日に、KDDIエンジニアリングの藤田智晃氏に対して次の質問(質問2)をメール送信した。この質問は朝霞市のみとり公園課と環境推進課に対しても送信している。
下記の件を公式にお尋ねします。
1、KDDIが朝霞市に支払う土地賃借料を決定した部署と職員名、さらにKDDI側の担当部署と担当者名を公表してください。
2、基地局が電柱に該当するという法的な根拠を教えてください。
黒薮
これに対して藤田氏から8月7日に回答があった。朝霞市からは回答がない。藤田氏の回答は次の通りである。
黒薮様
KDDIエンジニアリング(株)
藤田です。
周辺にお住まいの方への対応として、連絡させていただいております。
城山公園に設置する基地局に関してのお問合せに回答させていただきます。
個人としての意見、見解等は控えさせていただいておりますので、組織とし
て回答させていただきます。
>1、KDDIが朝霞市に支払う土地賃借料を決定した部署と職員名、さらにKDDI側の担当部署と担当者名を公表してください。
朝霞市役所との当事者間の内容ですので、回答は控えさせていただきます。
>2、基地局が電柱に該当するという法的な根拠を教えてください。
回答する立場にないため、回答は控えさせていただきます。
ご理解の程よろしくお願いいたします。
KDDIは依然として情報開示に応じない。しかし、基地局は稼働させるわけだから、身勝手という以外に言葉がない。また朝霞市は、KDDIのために基地局が設置された公有地の賃借料を月額で360円に定めることに合意したのだから、基地局周辺の住民の健康リスクよりも、KDDIのビジネスを優先したことになる。賃借料の相場からかけ離れているわけだから、背任に該当する可能性も浮上してくる。
朝霞市は2021年に市長選を実施するので、その際にこの問題を争点にすべきだろう。