2020年07月31日 (金曜日)
月々360円の賃料で、朝霞市がKDDIに城山公園の公有地を提供、基地局設置工事が30日に再開、轟音が響く⓲
KDDIが埼玉県朝霞市岡((富岡勝則市長))の城山公園敷地内に設置を計画している通信基地局の工事が、30日に再開された。基地局の設置をめぐりKDDIと筆者は話し合いの最中だったが、KDDIは工事再開日を通知することなく、工事を始めた。
また、KDDIが朝霞市に支払う共有地の賃料は、年間で4300円(月々約360円)であることが分かった。契約は「令和」11年まで。常識では考えられない安価である。何が目的で朝霞市の富岡市長は、KDDIに手厚い便宜を図っているのか、意図がよく分からない。
ちなみに朝霞市はダイチャリ (レンタル自転車)に対して公園を提供している。
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発端は、6月8日にさかのぼる。たまたまわたしが工事現場を発見した。そこで工事を担当している会社に連絡した。それを受けて工事は一旦ペンディングとなった。KDDI側の窓口は、KDDIエンジニアの藤田智晃氏になった。
コロナウィルスの感染が拡大していたので、メールの交換により話し合いを進めることになった。その詳細はメディア黒書で報じてきた通りである。まだ、ほとんど何も話し合いが進まないうちに、KDDIは工事を再開したのである。
筆者は現場に足を運んで、抗議した。現場から藤田氏と電話で会話して、工事の中止を求めた。しかし、藤田氏は応じない。そのうちになぜかパトカーで5,6人の警察がやってきた。KDDIと筆者の言い分を聞いた後、われわれ両者を引き分けさせた。
警察を呼ぶほどの騒ぎではなかったのだが、KDDI工事に横やりが入ることを嫌って、警察を呼んだのだろう。ビジネス熱が高じている印象を受けた。
KDDIが工事を強行したために、今後は工事許可を下した朝霞市に対して行政訴訟を起こすことになる。
■年間4300円についての賃料に関するKDDI広報部のコメント
お世話になっております。KDDI広報部 堀内です。
ご連絡ありがとうございます。
お問い合わせの件でございますが、契約に関わる事項となるため回答は差し控えさせていただきます。
ご理解いただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。
■年間4300年についてのKDDIエンジニアリング・藤田智晃氏のコメント
周辺にお住まいの方への対応として、連絡させていただいております。
城山公園に設置する基地局に関してのお問合せに回答させていただきます。
・朝霞市との契約内容についてですが、当事者間の話であり回答は控えさ
せていただきます。
・他のお問合せについては別途回答させていただきます。
ご理解の程よろしくお願いいたします。