2020年07月16日 (木曜日)
米軍基地と通信基地局は同列に情報非開示扱い、 KDDIが話し合いの大前提となるデータの公表を拒否、朝霞市の城山公園内への基地局設置問題、時系列ノート⓭
朝霞市の城山公園内にKDDIが通信基地局を設置しようとしている問題で、筆者は、KDDIエンジニアリングの藤田智晃氏に、話し合いのたたき台となる資料を提出するように申し入れた。筆者は、これまでも繰り返し情報開示を求めてきたが、KDDIは企業秘密を理由に応じていない。
住民を被曝させる電磁波に関するデータを住民に対して非公開にするのは理不尽ではないか、というのが筆者の考えである。
米軍基地に関する情報は一切公開されないが、それと同じ原理が通信基地局についても働いている。電話会社はもちろん、地方自治体も国もそれを当然のことにしている。この点に、今後、裁判などを通じてメスを入れる必要がある。
藤田氏への申し入れメールは次の通りである。筆者の要求は、城山公園への基地局計画を中止するだけではなく、今後、朝霞市にKDDI基地局を設置しない確約の締結である。
ビジネスを展開するのは自由だ。しかし、住民の生命にリスクを負わせてはいけない。また、朝霞市は市民の権利よりもKDDIのビジネスを優先してはいけない。以下、藤田氏へ宛てたメールである。
藤田智晃様
CC:大塚様
繰り返しますが、話し合いのたたき台となる①~⑧の資料をすみやかに提出してください。
なお、話し合いは基地局の設定を前提としたものではなく、あくまで設置の是非を話し合うものです。また、朝霞市内における今後のKDDI基地局設置に関する禁止事項も含みます。
コロナウィルスの感染が広がっているので、当面は、メールで意思疎通をはかりましょう。直接の面談は、感染が落ち着いた後に設定しましょう。
①電磁波の照射範囲をしめす地図
②想定される電力密度
③朝霞市との契約書(契約期間と賃料の調査目的)
④5Gへの切り替え時期と、その後の電力強度、及び照射範囲を示す地図
⑤住民説明を実施したことを示す書面
⑥電磁波過敏症が発生した場合の対策
⑦KDDIの担当者名
⑧KDDIが住民説明会を開いたことを裏付ける書面の提出日
黒薮