2020年06月19日 (金曜日)
朝霞市の富岡勝則市長に対して内容証明を送付、KDDI基地局の電磁波による人体影響についての説明を求める
朝霞市岡3丁目にある城山公園の敷地内にKDDIが通信基地局を設置しようとしている問題で、筆者は同市の富岡勝則市長に対して、18日に内容証明郵便を送付した。 内容証明郵便の中身は公開質問状である。
これに先立って、筆者は9日付けの質問状を富岡市長と同市のみどり公園課に送付していた。
これに対して、みどり公園課の大塚課長から次のような回答があった。
平素から市政に対するご理解とご協力をいただき、お礼申し上げます。
現在、市では新型コロナウイルス感染症に係る対応のため、市へ寄せられたご意見、ご要望等への回答にお時間をいただいております。
ご不便をお掛けいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
令和2年6月10日
さらにその後、12日に大塚課長から次のメールがあった。
平素から市政に対するご理解とご協力をいただき、お礼申し上げます。
お問合せいただきました回答の日程につきましては、おおむね2週間以内に返信させていただく予定です。
◆◆◆
公開質問状を内容証明で再送した理由は、最初の公開質問状に対する回答が富岡氏からなかったからである。
内容証明で送付した質問状では、質問項目を最初のものから減らしている。
富岡氏が通信基地局を市の共有地(公園)に設置する許可を下したわけだから、その経緯や電磁波についての見解を明らかにすべきである。市民に対する説明義務がある。それゆえに詳しく説明するように内容証明で促したのである。
◆◆◆◆
KDDIエンジニアリングに対しても、基地局の仕様の詳細を公開するように求めているが、現時点では何の返答もない。基地局の周波数や出力などを報告しないまま、基地局を稼働するとすれば、説明義務を履行していないことになる。
KDDIエンジニアリングに対しても、基地局の仕様を公開しないのであれば、内容証明の質問状を送付することになる。
KDDIは住民に説明したと公式に言っているが、わたしが住民を取材した限りでは、そのような事実は確認できなかった。