1. 【動画】新聞没落、秘密裏に大量廃棄される山田養蜂場の折込広告、料金を騙し取り

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2017年09月27日 (水曜日)

【動画】新聞没落、秘密裏に大量廃棄される山田養蜂場の折込広告、料金を騙し取り

メディア黒書で定期的に紹介している「折り込め詐欺」の実態。今回は、山田養蜂場の折込広告が、水増しされ、配布されないまま、段ボールに詰められて廃棄されている場面を紹介しよう。

この動画も新聞人による内部告発である。山陽新聞の販売店主が、みずから撮影したものである。自分が「折り込め詐欺」を強要されているからこそ、内部告発に踏み切れたのだ。

なお、動画に映っている段ボール箱は、山陽新聞の販売会社が提供していたものである。この事実を、岡山地裁は、「押し紙」裁判の判決の中で2011年3月に認定した。

「折り込め詐欺」は、水面下では多くの新聞社で慣行化ているが、ほとんど報じられていない。「押し紙」が新聞業界の内部問題であるのに対して、「折り込め詐欺」は広告主を巻き込み、業界の境を超えた問題である。純然たる詐欺である。「押し紙」の裏面でもある。

ちなみに今なお日本新聞協会は、「押し紙」は一部も存在しないと主張している。「押し紙」を認めて、謝罪しようとはしない。「折り込め詐欺」が日常化してきたからだろう。

こうした状況の下では、広告主の協力を得て、外部から新聞社と広告代理店に圧力をかけるより選択肢はないだろう。

 

【参考動画】新聞没落、1販売店から月間30トンの「押し紙」、「折り込め詐欺」の発覚でクライアントが折込広告に見切りか?