1. 【動画】新聞没落、「押し紙」と一緒に廃棄される(株)ユニクロの折込広告、新聞人による内部告発

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2017年09月22日 (金曜日)

【動画】新聞没落、「押し紙」と一緒に廃棄される(株)ユニクロの折込広告、新聞人による内部告発

「折り込め詐欺」とは、折込広告の水増し行為である。たとえば新聞を2000部しか配達していない新聞販売店に、3000枚の折込広告を割り当てれば、1000枚が過剰になる。この1000枚についても、料金を徴収する。これが「折り込め詐欺」だ。念を押すまでもなく広告主に対する明らかな詐欺である。

広告代理店が広告主と商談する際に、「もっと折り込め」「もっと折り込め」と調子よく繰り返して、折込広告を水増し状態にもっていくので、「折り込め詐欺」と呼ばれるのだ。高齢者を狙った「振り込め詐欺」とは異なり、「折り込め詐欺」については、警察もNHKも注意を呼びかけていない。

しかし、近々にある広告主が損害賠償を請求する裁判を起こすという噂もある。

次に紹介する動画は、2011年に山陽新聞の店主が撮影したもので、水増しされて余ったユニクロの折込広告を段ボールに梱包する場面である。この店主は、新聞社サイトが過剰な折込広告を割り当て、折込広告による収入の一部を販売店から徴収しているとして、内部告発に踏み切ったのである。新聞人としての良心である。

ちなみに次に示すのは、折込広告が詰められた段ボールをトラックで搬出する場面である。

【参考動画】新聞没落、1販売店から月間30トンの「押し紙」、「折り込め詐欺」の発覚でクライアントが折込広告に見切りか?
改めていうまでもなく、「折り込め詐欺」の温床は、新聞社が採用してきた「押し紙」政策である。日本新聞協会や一部の新聞社は、「押し紙」政策の存在そのものをいまだに認めていないが、映像を誤魔化すことはできない。