1. 元中日の大豊選手が白血病で死亡、スピード計測器の電磁波とガンの関係、米国では訴訟が多発

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2015年01月20日 (火曜日)

元中日の大豊選手が白血病で死亡、スピード計測器の電磁波とガンの関係、米国では訴訟が多発

中日ドラゴンズや阪神タイガースの主砲として活躍した大豊泰昭(たいほう・やすあき)氏が18日、名古屋市内の病院で亡くなった。享年51歳。2009年3月に、急性骨髄性白血病を発症して闘病していた。

急性骨髄性白血病は特に珍しい病気ではないが、大豊氏が野球選手だった事実を前提にすると、病因としてあるひとつの疑いが浮上してくる。

球の速度を計測するスピード計測器から発せられる電磁波による被曝の可能性である。

スピード計測器の仕組みについては、中央大学理工学部の白井宏教授が『R25』の中で次のように説明している。
 

スピード計測器や速度違反の取り締まりに使われるオービスなどは、電磁波を利用して速さの計測をしています。静止している物体に電磁波を当てると同じ周波数で反射し返ってきますが、動いている物体に当てると、その方向に応じて周波数が変化し返ってくるのです。これをドップラー効果といい、計測器はこの周波数の差を計算して速さを出しています.。

実は米国では、自動車のスピード違反の取り締まりに使うスピード計測器が原因とみられる癌が多発している。これについて電磁波研究の第一人者である荻野晃也博士は、『携帯電話は安全か?』(日本消費者連盟)の中で次のように述べている。

◇スピード計測器の電磁波

 米国では警察官が車の中からスピード測定を行います。ハンディ-なレーダ装置でスピード測定を行うもので、ポリス・レーダーと呼ばれています。以前から、警察官にはガン死が多いというウワサはあったのですが、電磁波問題が話題になると共に、このポリス・レーダーに対する疑惑が持ち上がったのは当然のことでした。

 1991年には、米国のシアトル市で「警察官協会」の人達による「レーダー・ガン使用に反対」するデモすらあったのです。警察官OBや家族で作っている協会としても、レーダーによる悪影響が心配になったのです。その効果もあって、シアトル市はレーダー・ガンを「使用禁止」にしました。

 ポリス・レーダーはマイクロ波・ミリ波を使う速度計なのですが、手で持って測定することから被曝量が多く、以前から問題になっていました。しかも90年にカリフォルニア州の調査で、「警察関係者のリンパ腫瘍が2・69倍、他のガンが2倍」との結果が出たことや、ポリス・レーダー近くでは1mw/c㎡ 近い被曝を受けることが明らかになったのです。

 このポリス・レーダーによって睾丸ガンなどになったとの訴訟もたくさんあります。

もっともこの問題を検証する前提として、スピード計測器から発せられる電磁波により、バッターがどの程度被曝するかを確かめる必要がある。

ちなみに元読売ジャイアンツの投手・角盈男氏(57)は、前立腺癌を発症している。ピッチャー、バッター、キャッチー、審判といったポジションとスピード計測器が引き起こすガンの間に因果関係はあるのか、今後、解明されなければならない。

  ポリス・レーダー使用警察官とガンの訴訟(米国)の一覧・PDF=出典『携帯電話は安全か?』