1. KDDIとメディア黒書による論争(メール)がスタート、第1問は、「KDDIが基地局に関する情報を開示しない理由」、時系列ノート⓯

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2020年07月27日 (月曜日)

KDDIとメディア黒書による論争(メール)がスタート、第1問は、「KDDIが基地局に関する情報を開示しない理由」、時系列ノート⓯

朝霞市の城山公園へのKDDI基地局設置問題で、わたしとKDDIのあいだで筆談(メール)による論争を行うことになった。最初のテーマは、基地局に関する情報をKDDIが開示しない理由である。以下、わたしからの質問で論争は始まった。

【7月20】
藤田様
CC:みどり公園課:大塚様

コロナウィルスの感染拡大に配慮していただきありがとうございます。当分、面談はむつかしいかと思います。
メールでの質疑応答に関して、今後、ひとつひとつ質問していいきますので、できればその日のうちに回答いただければ幸いです。遅くても3日以内の回答をお願いします。

これまでいただいた回答は、具体的な回答というよりも、わたしの質問をかわすだけの内容だと感じています。

【質問1】貴殿は、基地局に関する情報の大半を非公開にされていますが、このような措置は公平な話し合いの前提を除外するという意味で、不公平だと思います。情報が公開されなければ、住民の側は、自分たちがどのような電磁波に、どのくらいの期間被曝するのかを把握することができません。住民の命よりも、貴社の私的なビジネスを優先するわけにはいきません。

また、基地局のデータがなければ、周辺で電磁波過敏症などが発生した場合、正確な疫学調査ができません。

総務省の電波防護指針を守っているから問題ないというのが、貴殿の考えかと思いますが、総務省の電波防護指針は1989年に作成されており、しかも、古い研究データを使っているので、最新の研究は反映されていません。現在では、遺伝子毒性など「非熱作用」を考慮に入れるのが世界の常識です。

総務省は貴殿ら電話会社のビジネスを全面支援するために、あのようなずさんな電波防護指針を設けているわけです。

貴殿が頑なに住民に詳しい情報を公開しない理由を教えてください。日本は「自由主義」の国ですから、貴殿の個人的な見解で結構です。

黒薮

※回答はこれまでのものも含めて公開が前提になります。

【7月22日】
黒薮様

KDDIエンジニアリング(株)
藤田です。

周辺にお住まいの方への対応として、連絡させていただいております。
城山公園に設置する基地局に関してのお問合せに回答させていただきます。

周辺にお住まいの方への対応として、回答が可能な内容については回答させて
いただきました。
いただいたお問合せの中で、当事者とKDDI間に限った内容、個人情報、社外
に公開していない情報、現時点で未定である計画や弊社のノウハウに係わる情
報等についての回答は控えさせていただいております。

弊社は、電波法令および電波防護規制値を遵守して、携帯電話基地局の設置と
運用をしておりますので、携帯電話基地局から発射される電波による健康への
影響はないものと認識しております。

ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

【7月27日】
藤田様

わたしの質問は、「貴殿が頑なに住民に詳しい情報を公開しない理由を教えてください」というものでした。

貴殿の回答は、

>いただいたお問合せの中で、当事者とKDDI間に限った内容、個人情報、社外
>に公開していない情報、現時点で未定である計画や弊社のノウハウに係わる情
>報等についての回答は控えさせていただいております。

>弊社は、電波法令および電波防護規制値を遵守して、携帯電話基地局の設置と
>運用をしておりますので、携帯電話基地局から発射される電波による健康への
>影響はないものと認識しております。

【質問1-a】
話し合いを持つに先立って、貴殿が情報を開示しなければ、住民との対等な話し合いの条件が整わないと考えませんか。YESかNOでお答えください。そのうえで、その理由を説明してください。

黒薮

■以上の裏付け資料   

 

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