2018年11月21日 (水曜日)
「スマホ1時間以上の利用で正答率が低下」、河北新報が報じるもマイクロ波の影響については言及なし
河北新報が「スマホ1時間以上の利用で学習に影響 宮城県公立高調査、正答率の低下顕著に」(20日付け)と題する記事を掲載している。
宮城県教委は19日、県内の公立高1、2年生を対象にした2018年度学力状況調査結果をまとめた。スマートフォンや携帯電話の使用時間が平日1時間以上になると、学力が低下する傾向が浮き彫りになった。県教委は「インターネットへの依存的傾向が学習や生活に影響を及ぼしている」と注意を呼び掛けている。(略)
「30分以上1時間未満」と答えた生徒の正答率は国語63.1%、数学55.3%、英語57.6%。「5時間以上」の生徒の正答率は国語47.3%、数学24.1%、英語35.9%にとどまった。1時間以上になると使用時間が長くなるにつれ、各教科で正答率が低下した。 ■出典
この記事の問題は、スマートフォンや携帯電話を使うことによって、家庭学習の時間が割かれ、その結果、正答率が低下するのか、それともこれらの通信器機から放射されるマイクロ波が脳に影響を及ぼすことが原因で、正答率が低下するのかに言及していないことである。
おそらく編集者にそういう視点がまったくないのだろう。
筆者は、マイクロ波の影響の方が大きいのではないかと思う。マイクロ波が脳にダメージを与えることは、周知の事実となっている。たとえば1970年代には、既にマイクロ波を使った兵器が登場していたが、それはマイクロ波を敵に放射することで、戦意を喪失させたり、精神の混乱を引き起こすことを狙ったのものだった。
参考までに1977年2月に発行された『軍事研究』の記事の全文を引用してみよう。
ソ連マイクロ波兵器を開発
国防総省報告によると、ソ連は現在、人間の行動を混乱させたり、精神障害や心臓発作を起こさせるマイクロウエーブ(極超短波)兵器を開発中である。
同報告はさらに、ソ連はすでにマイクロウエーブやその他の波長の電波による人体への科学的作用や脳機能の変化を実施しており、マイクロウエーブの照射によって、敵の外交官や軍部高官の思考を狂わすことを狙っているようだ。
すでにソ連はさきにモスクワの米大使館にマイクロウエーブ照射を行って情報収集電子機器を狂わせ、米国務省から抗議を受けている。
また、携帯電話の基地局周辺で報告されている健康被害の中に、うつ病や精神かく乱など、脳に関連した症状が多数含まれている。
欧米の新聞がマイクロ波による人体影響について報じているのに対して、日本の新聞はこの問題を報じない。無線通信網が国策になっている事情がその背景にあるようだ。が、大事な問題を報じないのであれば、ジャーナリズムが存在する意義はない。