1. 「最高裁をただす市民の会」が公式サイトを開設 、記録を永久保存するネット上の資料庫に

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2015年04月29日 (水曜日)

「最高裁をただす市民の会」が公式サイトを開設 、記録を永久保存するネット上の資料庫に

 「最高裁をただす市民の会」(志岐武彦代表)が、28日に本格的なウエブサイトを立ち上げた。これは、同会の公式サイトで、小沢一郎議員を起訴相当議決により法廷に立たせた東京第5検察審査会に関する疑惑を検証するための記事や内部資料(PDF)を多量に収録している。

インターネット上の資料庫、あるいは図書館として機能する。無料サイトなのでだれでも資料にアクセスすることができる。

また、小沢事件に関連して、志岐氏と森裕子元参議院議員の間で争われた名誉毀損裁判に関する記事と資料(PDF)も公開している。

ちなみにこの裁判では、志岐氏が勝訴している。森氏が請求した500万円の金銭支払いと、志岐氏の言論活動の制限は棄却された。

さらに同ウエブサイトは、今後、「押し紙」裁判や「志岐VS森」裁判に関連して起きている係争に関する資料についても公開し、記録として永久保存する方針だ。長期にわたる検証の道具となる。

◇住民が司法の監視役

「最高裁をただす市民の会」が緊急にこのようなウエブサイトを立ち上げた背景には、言論を萎縮させる攻撃が強まっている事情があるようだ。幸いに裁判で使われた資料は公開が認められている。その意味で、裁判資料は裏付けがあり資料価値が高い。

住民サイドから日本の司法について考える意義について、同会の志岐代表は次のように語っている。

「日本の司法は病的な状態にある。国民が知りえない不正な方法で、政治権力を維持する構造的仕組みがあるように見受けられる。私達は調査結果を国会議員、会計検査院、メディアに持ち込み、再調査、追及するようお願いしたが、彼らは一向に動かなかった。 やむを得ず、私達は『最高裁をただす市民の会』を立上げ、この司法の由々しき問題を多くの国民に直接伝えていくこととした」

同会のウエブサイトは次のURLでアクセスできる。

■ウエブサイト「最高裁をただす市民の会」