高市早苗総務大臣は3700万円、中川秀直元議員は4000万円、不透明なパーティー参加費による政治家の収入
政治と金の問題が浮上している。
わたしの手元に2010年度の自民党奈良県第2選挙区支部の政治資金収支報告書がある。高市早苗総務大臣のもので、数年前に入手した。
このうち収入欄の一部を紹介しよう。
高市早苗さんをみんなで激励する会:22,070,000(H22.5.17)
(イブニングセミナー&懇親会)
高市早苗さんをみんなで激励する会:15,240,000(H22.12.8)
日本新聞販売協会:400,000(H22.10.29)
松庵山専行院:500,000(H22.3.18)
アイテック株式会社:500,000(H22.4.23)
株式会社 昭和:1,000,000(H22.5.13)
株式会社 日経サービス:2,000,000(H22.5.14)
高市氏が新聞業界から献金を受けていることは有名だが、ここでわたしが指摘したいのは、「高市早苗さんをみんなで激励する会」のパーティー収入である。2回のパーティーで得た総額3731万円の中身である。
中身の明細がなく、これでは政治資金の流れを公開しているとはいえない。
たしかに、パーティー参加費を支払った者の名前などを明かす義務はないが、有権者から見れば、だれが「献金」したのか気になる。
ちなみに政治資金パーティーの場合、参加費が20万円を超える支払いをした者は、氏名、住所などを公表しなければならないが、20万円に満たなければその必要がない。「パーティー参加費」の明細は、ブラックボックスの中だ。