1. 新聞業界から政界へセミナー参加費として309万円の政治献金を支出、軽減税率適用と再販制度の維持政策に対する「謝礼」の可能性

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2019年12月12日 (木曜日)

新聞業界から政界へセミナー参加費として309万円の政治献金を支出、軽減税率適用と再販制度の維持政策に対する「謝礼」の可能性

総務省は11月29日に2018年度の政治資金収支報告書を公開した。それによると新聞業界からは、日販協(日本新聞販売協会)の政治団体を介して、総額で309万円の政治献金(名目は議員が主催するセミナーの参加費)が支出された。

しかし、政治活動費の中に「その他の支出」として332万円が支出されているにもかかわらず、その使途の明細は公開されていない。

また、4月6日に東京共済会館の使用量と弁当代として109万円4220円が支出された事実は政治資金収支報告書に記録されているが、「その他の支出」に分類されている232万4543万円の明細は分からない。

全体に中身がわかりにくい報告書となっている。

◆◆
次に示すのがセミナー参加費として支出された政治献金の額と献金先、それに献金日である。献金額のトップは高市早苗総務大臣に対する62万円である。

献金の目的は、新聞に対する軽減税率適用や再販制度を維持する政策に対する「謝礼」の可能性が高い。

北村経夫 8万円 1月15日
中川雅治 10万円 3月7日
清和政策研究会 20万円 3月19日

自由民主党奈良県支部連合会(高市早苗)10万円 4月6日
清和政策研究会 40万円 4月6日
清和政策研究会 10万円 4月6日

柴山昌彦 20万円 4月6日
清和政策研究会 6万円 4月6日
清和政策研究会 6万円 5月16日

新藤義孝 10万円 6月8日
高市早苗 40万円 6月8日
中川雅治 8万円 6月21日

北村経夫 8万円 6月21日
三浦信祐 5万円 7月9日
大口よしのり 20万円 8月2日

自由民主党奈良県第2選挙区支部(高市早苗)12万円 8月2日
大口よしのり10万円 8月2日
中根かずゆき 6万円 9月10日

中川雅治 8万円 9月10日
斉藤鉄夫 20万円 10月3日
北村経夫 10万円 10月3日

自由民主党東京支部連合会  6万円 11月12日
左藤彰章 6万円 11月21日
中川雅治  10万円 11月21日