1. 日立キャピタルが最高裁へ4年間で1億8000万円を請求、月間のサーバー料が370万円にも、日付のない請求書の山

最高裁問題に関連する記事

2016年09月15日 (木曜日)

日立キャピタルが最高裁へ4年間で1億8000万円を請求、月間のサーバー料が370万円にも、日付のない請求書の山

最高裁の元長官・竹﨑博允(写真)氏の現役時代の経理には、さまざまな疑問点がある。たとえば既報したように、裁判員制度に関する出費が高額になっている事実である。日付が付されていない請求書が多量にある事実である。

次に示すのは、日立キャピタル(株)が、「平成21年」から「平成24年」の約4年間に最高裁事務総局に請求した項目の明細である。総額は1億8037万円。

■日立キャピタル(株)の明細

◇竹崎長官時代の疑惑

驚くべきことに「平成21年4月分」から、のサーバー料として、毎月366万3885円を請求している。正当な金額なのか調査が必要だ。

この請求書はいうまでもなく、上記のエクセルファイルで示したように、大半の請求書には日付が入っていない。これ自体が常識では考えられない。

民間企業の中には、博報堂のように見積書に日付や請求書番号を付番しない企業もあるが、法の番人、国権の最高機関のひとつである最高裁事務総局に対してこのような請求書を送付し続け、最高裁もそれを認めていた背景を調べる必要があるだろう。

下の請求書が、現物の例である。


裁判所は人を裁くただならぬ特権を持っている。と、すれば不正行為はあってはならない。みずからが経理上の不正を犯していたとすれば、日本の裁判制度そのものがペテン(最高裁主導の報告事件)ということになる。退官した最高裁判事たちの(広義の)天下り問題とあわせて精査しなければならない。

その意味で前近代的な竹崎時代の実態と裁判を、今後も検証する。