1. マイクロ波による人体影響とPCの誤作動、WiMAXサービスを提供しているUQコミュニケーションズは安全を断言

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2015年01月07日 (水曜日)

マイクロ波による人体影響とPCの誤作動、WiMAXサービスを提供しているUQコミュニケーションズは安全を断言

携帯電話、スマートフォン、無線のパソコンなどの通信に使われるマイクロ波の安全性について、通信会社はどのように考えているのだろうか。今回は、これまでMEDIA KOKUSYOであまり取り上げなかったUQコミュニケーションズのWiMAXサービスを検証してみた。

同社は、無線でパソコンを操作することを可能にしたWiMAXサービスを提供している。UQが使用しているマイクロ波は、同社のウエブサイトにある野坂章雄社長のあいさつによると、「2.5GHz帯の周波数30MHz」である。

2.5GHzという周波数は、家庭に普及している電子レンジの2.6 GHzに極めて近い。そのために最近、MEDIA KOKUSYO宛てに、電子レンジに近い周波数の電波を使用したパソコンの機能や人体影響に関する問い合わせが時々よせられるようになっている。

そこで昨年の12月にUQに問い合わせてみた。

 

黒薮:これ(無線のパソコン)は電子レンジの近くで使ってはいけないということですか?

UQ:そうですね。電子レンジ等をお使いになりますと、そちらの電波が干渉を受ける可能性がございますので、やはり通信中でしたら、あまりご使用ならない方がよろしいかと思います。

黒薮:電子レンジと同じ周波数であれば、体に悪くないですか?

UQ:そうですね。基本的には体に害のないレベルのものです。

黒薮:だってマイクロ波はWHOの外郭団体が、2011年に発癌性(の可能性)を認定していませんか。

UQ:はい。

黒薮:もし、健康被害が出た場合の補償はしていただけるのですか?

QU:基本的には、そういう話を聞いたことがないので、もし、そういったことがあれば、お問い合わせいただいての対応になるかと思います。

黒薮:対応していただけるわけですね。

UQ:そうですね。

黒薮:今のところは、(被害が)出ていないということですね。

UQ:さようでございます。

UQの主張をまとめると、①WiMAXサービスを利用しているときは、電磁レンジは使わない方がいい、②WiMAXサービスは人体に影響を及ぼすことはない、③健康被害が発生した場合は対処する、の3点である。