1. 目黒区八雲の基地局問題が再燃 ベネッセの老人ホームの上に携帯基地局 NTTドコモの手口

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2013年07月17日 (水曜日)

目黒区八雲の基地局問題が再燃 ベネッセの老人ホームの上に携帯基地局 NTTドコモの手口

このところ下火になっていた携帯電話基地局の設置を巡る電話会社と住民の間のトラブルが再燃している。

今年の2月、わたしはMNJ(マイニュースジャパン)に「NTTドコモがベネッセ経営の高級老人ホームに携帯基地局設置を計画、生活破壊リスク負わされる入居者と周辺住民」http://www.mynewsjapan.com/reports/1769 と、題する記事を掲載した。

これは東京都目黒区でベネッセが経営する老人ホーム「グランダ八雲・目黒」の屋上にNTTドコモが携帯電話の基地局を設置する計画が浮上し、住民たちが反対運動に乗り出したことを伝えたものだった。

確かに老人になると、若年層と比較して、電磁波による人体影響(遺伝子毒性)は少ない傾向にあるらしい。(ただし心臓ペースメーカを使用している人は別)。だからと言って老人ホームの屋上に基地局を設置するのは、非常識ではないかとの声が上がった。企業コンプライアンスが問題になったのである。

住民らが署名を集めて、NTTドコモに提出したところ、設置計画は一時的にストップした。ベネッセは、基地局の設置は認めない方針に転換したようだ。 少なくとも住民に対しては、そんなふうに説明したという。

しかし、ベネッセはホームを経営しているとはいえ、ビルの地権者ではない。地権者は、日本マクドナルドの元オーナーである藤田商店である。そのために藤田商店とNTTドコモが、計画を進める可能性があった。

7月に入ってNTTドコモが、住民たちにお盆明けに設置工事を再開すると通知してきた。

◆NTTドコモの手口??民主党への政治献金  

NTTドコモや親会社には、様々な問題がある。MEDIA KOKUSYOは今後、それを公にしていくことにした。第1回は政治献金である。

NTTグループの労働組合(民主党支持)の政治団体「アピール21」の政治資金収支報告書を紹介しよう。

(「アピール21」の終始報告書(2011年度)=ここをクリック)???

6/38ページからの記述は、アピール21が集会、フォーラム、セミナー、推薦料、寄付などの名目で、多額の政治献金を行っていることを示している。

たとえば野田内閣の下で環境委員長を務めた生方幸夫議員に10万円。出費名目は、「環境委員長就任を祝う会」である。

北海道議会議員の林大記氏に160万円を寄付。

額こそ少ないが、多数の議員に対して献金が行われている。【続】

参考記事:「1人3千万円も…NTTマネーに歪められる政策決定、公共事業50億の見返り」

参考記事:「田嶋、菅、原口、仙谷、枝野…NTT労組から総額1億円超 企業と政界つなぐ労組マネー」