2012年12月19日 (水曜日)
福岡県篠栗町が制定していた携帯基地局の設置を規制する条例が廃止へ
福岡県の篠栗町が制定していた携帯基地局の設置を規制する条例が廃止されることになった。この条例は同町議会が、2006年に電話会社と住民の間で生じる基地局設置をめぐるトラブルを防止することを目的に制定された。
条例廃止の決定は、12月17日の町議会で可決された。
篠栗町の役場に問い合わせたところ、次のような説明があった。
「条例の制定から6年が過ぎました。この間、携帯電話の基地局設置は進んでいません。電話会社から、このままだと携帯電話が通じない地域になりかねないと言われました。そこで町の総務部建設委員会が電話会社と話し合いを持つようになりました。その中で廃止案が出されて、12月17日の町議会で9対2の賛成多数で廃止案が可決されました」
携帯基地局の設置を規制する条例は、鎌倉市のものが比較的よく知られているが、篠栗町の条例はもっとも早い時期に制定されたもので、この種の条例のモデルのひとつになっていた。
廃止される条例の全文は次の通りである。