1. 2021年7月度のABC部数、茨城新聞を除く全紙で減部数、東京新聞の販売店向け部数は40万部を割る

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2021年09月15日 (水曜日)

2021年7月度のABC部数、茨城新聞を除く全紙で減部数、東京新聞の販売店向け部数は40万部を割る

2021年7月度のABC部数が明らかになった。それによると読売新聞は、前年同月差で約41万部減った。朝日新聞は、約35万部減った。

地方紙を含む全国の日刊紙のうち、前年同月差でプラスに転じたのは、茨城新聞だけで、他の新聞は、すべて減部数となった。東京新聞の販売店向け部数は、40万部を切った。

新聞の長期没落傾向には、まったく歯止めがかかっていない。背景にインターネットの普及のほか、紙面の劣化、公権力の「広報部」としての新聞「茶番劇」が露呈し始めたことなどがあるようだ。

中央紙の部数は、次の通りである。( )内は前年同月比。

朝日:4,662,909(−350,497)
毎日:2,007,501(−110.317)
読売:7,086,677(−412,013)
日経:1,854,357(−215,313)
産経:1,190,972 (−93,348)

なおABC部数には、「押し紙」や「積み紙」が含まれている。従ってこれは、新聞の実配部数を示した数字ではない。