日経新聞が200万部の大台を割る、2020年12月度のABC部数
2020年12月度のABC部数が明らかになった。12月度の特徴としては、日経新聞がはじめて200万部の大台を割ったことである。前回11月度の部数は2,048,943部で、今回12月度は1,993,132となった。年間で約24万部の減部数だった。
他社も部数減の傾向に歯止めはかからず、年間で読売が約60万部の部数減となり、朝日は約42万部の部数減となった。
朝日:4,865,826(-418,887)
毎日:2,032,278(-272,448)
読売:7,303,591(-597,545)
日経:1,993,132(-243,305)
産経:1,221,674(-126,384)
新聞各社は、残紙を整理しない限り販売網が維持できない状況に追い込まれている。しかし、未だに日本新聞協会は、「押し紙」の存在を認めていない。自分たちの非は絶対に認めない姿勢を貫いている。新聞人の資質そのものに問題がある。
「押し紙」政策の非を認めて、販売店に対して過剰請求した新聞代金を返済すべきだろう。また、広告主に対しては、折込広告(自治体の広報紙を含む)の過剰請求分を精算しなければならない。