「残飯を食わされた・・・」、メディア黒書が新聞社販売局の不良担当員についての情報を募集
19日付けのメディア黒書で、元日本新聞販売協会(日販協)理事の青木晃氏が「NO残紙キャンペーン」に加わったニュースを掲載した日の深夜、早々にリアクションがあった。何者かが匿名で、あちこちの販売店へ嫌がらせの電話をかけたという。複数の人から通報を受けた。
「今までさんざん儲けさせてもらってて、なんや!」
「恩知らず!」
電話をかけたのが販売局の人間とは限らないが、依頼された「ならず者」の仕業である可能性が高い。録音された声帯を分析すれば、人物は特定できる。
◇武富士から新聞社販売局へ
新聞社販売局の担当員のマナーが悪いことは定評がある。もちろん全員ではないが、「新聞を増やせ」「紙を増やせ」と命じられる中で、ストレスが最高潮に達し、自分たちが取っている行動の異常さを自覚できなくなっている人が多い。これに同じ新聞社の記者職に対する激しいコンプレックスが加わって、弱い者いじめに走るのだ。だからかなりたちが悪い。
販売店からの新聞代金の入金がないと、サラ金業者のようにしつこく取り立てる。店を改廃すると脅す。書面も送り付ける。店主が入院している病院にまで、連日のように押し掛けた例もある。(この件は、筆者が取材を申し込むと止まった。))
こうした異常行動も半ば当たりまえになっているようだ。「人権派」弁護士の支援で、店主の自宅を差し押さえた例もある。
◇担当員に残飯を食わされた
もう随分昔のことになるが、溝口さんという店主がこんな話をした。(これは『漫画実話ナックルズ』でも原案を提供した。)店主になってまもないころ、溝口氏は深夜に担当員から料亭に呼び出された。夫妻で指定された料亭へ来るように言うのだった。
そこで溝口夫妻がコートを着て料亭へ出向くと、新聞社の販売局員らが、酒盛りをしていた。宴は終盤になっていた。担当員が、新聞を増やすようにねちねちした声でアドバイスした後、皿の中の食べ残しの煮魚を指して、溝口夫妻に食べるように促した。溝口氏はいやいやながら半ば骸骨になった魚を口にした。
昔は、新聞社が販売店を改廃するときは、「整理屋」と呼ばれるヤクザが販売店に押し掛けて、店主や家族を追い出すこともあった。新聞業界とヤクザの親密な関係を知る最も手っ取り早い方法は、新聞販売関係の団体が総会を取材することだ。総会は、たいてい温泉で開かれる。
そこで総会の開催日と温泉宿を把握し、大浴場で張り込むことだ。総会が終わると、販売関係者が一斉に浴場に現れるので、各人の背中を観察してみるいい。必ず刺青が入っている人がいるはずだ。
筆者はこの話をある月刊誌に書いたことがある。するとそれ以後、この社からは一切に連絡がなくなった。タブーであるが、日本の新聞業界のありかたにかかわる重大な事実である。
◇かつては整理屋(ヤクザ)が・・・・
4,5年前、東京練馬区の販売店がつぶされそうになったとき、筆者は全印総連(印刷関係の労働組合)の人々と一緒に、この店に張り込んで、担当員が資金の取り立てに現れるのを待った。担当員が店に入るを待って、われわれ4、5人が姿をみせると、「あんたたちはなんだ?」という表情で睨みつけてきた。
結局、担当員はこの日はなにもできずに撤退した。
販売店の経営が悪化する状況の下で、報道すること、ジャーナリズムが監視することが、今後、何よりも重要になる。ジャーナリズムの光が当たらない業界-新聞業界・広告業界-に問題が多いのは、監視する者がだれもいないからだ。
今後、メディア黒書では、不良担当員について通報があれば随時掲載してゆく。そのためのロゴも作成した。店主の方には、必ず会話を録音するようにお願いしたい。
情報提供:電話・048-464-1413
メール・xxmwg240@ybb.ne.jp