1. 神奈川県で新聞販売店が誤って前日の「押し紙」を配達

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2016年12月11日 (日曜日)

神奈川県で新聞販売店が誤って前日の「押し紙」を配達

新聞販売店の関係者から興味深い情報提供があった。悪意のない事件なので、店名も店主名も明かさないが、裏付け資料(始末書)もあり、複数の販売店主からの証言も取っているので一応、信頼性のあるニュースである。

昨年(2015年)の12月5日、神奈川県内のある新聞販売店が、誤って前日、4日付けの朝刊を一部の読者に配達したというのだ。

なぜ、前日の新聞を配達したのか?

答えは簡単で、店舗に積まれた「押し紙」を5日付けの朝刊と間違えたのだ。単純なミスである。こうした失敗は時々、起こっている可能性もある。なにしろ多くの新聞販売店には、程度の差こそあれ「押し紙」が搬入されるわけだから、注意して管理しなければ、配達する新聞を誤りかねない。

ちなみにこの店には、「押し紙」小屋がなかった。

新聞社の「押し紙商法」、広告代理店の「公費ぼったくり商法」と日本のマスコミには深刻な問題がある。日本の場合、欧米に比べて第3者機関の調査能力が極端に低いので、なかなかこれらの社会問題にメスが入らないが、このところインターネット・メディアの台頭で、少なくとも問題の所在は明らかになってきた。

メディア黒書は引き続き情報提供を希望する。