1. 「押し紙」弁護団への夏のカンパのお願い

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2023年07月24日 (月曜日)

「押し紙」弁護団への夏のカンパのお願い

平素はメディア黒書をご支援いただき厚く御礼申し上げます。

このたび2023年7月25日から8月24日の期間で、カンパをお願いする運びとなりました。集まったカンパは全額を「押し紙」弁護団に寄付します。これは長い歳月に渡って「押し紙」問題を解決するために尽力されてきた弁護団に対するわたしからの敬意の表明にほかなりません。ご協力をお願いいたします。

ジャーナリストが特定の団体に資金寄付をすることの是非は考察に値するかと思いますが、わたしは25年に渡って「押し紙」問題を取材しており、この問題についての見解はすでに固めており、カンパ提供が今度のスタンスを変えることは想定できません。「押し紙」は、早急に解決しなければならない重大問題ですが、新聞社と癒着した公権力機関はほとんど動きません。その「恩恵」により、新聞ジャーナリズムそのものが機能不全に陥っています。こうした状況下で「押し紙」弁護団と非新聞社系のジャーナリズムが問題解決の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

「押し紙」問題はいま重要な局面を迎えています。今年4月に読売新聞社を被告とする「押し紙」裁判で、大阪地裁は原告の元店主に対する損害賠償こそ認めませんでしたが、同社による商取引の一部を独禁法違反と認定する判決を下しました。莫大な部数が残紙となっている事実も認定されました。ABC部数の中にかなり大量の残紙が含まれていることが判明したのです。

これは長い「押し紙」裁判の歴史の中で画期的な出来事といえるでしょう。大きな前進です。今後の展開によっては、販売店を救済するための裁判判例が誕生する可能性があります。光が見え始めています。

改めて言うまでもなく裁判を戦うためには資金が必要です。しかし、「押し紙」裁判の原告のほとんどは「押し紙」で生じた負債を抱えており、裁判を提起するにしても、最低限の手付金しか徴収できない状態です。その手付金も、交通費や調査費で消えてしまいます。その結果、弁護団に金銭的な自己負担が発生します。かと言って、この根深い社会問題を人間として放置するわけにはいきません。

ビジネスとして弁護活動を展開している弁護士は後を絶ちません。その中には人権派の旗を掲げた人もいます。こうした人達は金銭のためであれば、「白」を「黒」と主張して憚りません。販売店主とその家族の人生を無茶苦茶にしても、何の痛痒も感じていません。弁護活動によって人権を守るという感覚など、実はさらさらないように見うけられます。

こんな時代に思想的にも、実質的にも人権を最優先した活動を展開している「押し紙」弁護団をカンパというかたちで支援しても、ジャーナリズムのルール違反には当たらないとわたしは確信しています。

■カンパの振り込み先

【「ゆうちょ銀行」から「ゆうちょ銀行」へ振り込む場合】
記号:10040
番号:09829551
名義:黒薮哲哉(くろやぶ・てつや)

【都市銀行から「ゆうちょ銀行」へ振り込む場合】
支店名:008
口座:普通口座
口座番号:0982955
名義:黒薮哲哉

※5000円以上のカンパをいただいた方には、次の書籍を差し上げますので、希望する本のタイトルを指定した上で、氏名・住所等をお知らせください。ただし、在庫に限りがありますので、ご希望に添えない場合はご承知ください。

■『禁煙ファシズム』(鹿砦社)在庫9冊
■『名医の追放』(緑風出版)在庫30冊
■『あぶない!あなたのそばの携帯基地局』16冊

【連絡先】
黒薮哲哉
xxmwg240@ybb.ne.jp
048-464-1413