1. 朝日新聞、年内にも400万部の大台を割り込む可能性、渡辺恒雄氏が「読売1000部」の復活を呼びかけ、2022年5月度のABC部数

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2022年06月29日 (水曜日)

朝日新聞、年内にも400万部の大台を割り込む可能性、渡辺恒雄氏が「読売1000部」の復活を呼びかけ、2022年5月度のABC部数

2022年5月度のABC部数が明らかになった。それによると朝日新聞は、年間で約48万部の部数を失った。部数の急落傾向にまったく歯止めがかかっていない。年内に400万部の大台を割り込む可能性がある。

読売新聞も年間で約31万部を減らしており、急落の傾向は変わらない。産経新聞は、約18万部を減らした。もともとのABC部数が100万部規模の新聞社であるから、没落の度合いは朝日や読売よりも深刻だ。残紙を整理した結果である可能性もあるが、影響力のないメディアに近づいている。

中央紙のABC部数は次の通りである。

朝日新聞:4,235,509(-478,849)
毎日新聞:1,910,192(-93,642)
読売新聞:6,801,908(-309,635)
日経新聞:1,729,506(-130,480)
産経新聞:1,011,671(-179,961)

なお、読売の渡辺恒雄主筆は、今年1月の賀詞交換会で、「もう一遍、1000万部を取り戻したいと思っておりますので、頑張ってください」(『新聞情報』、1月19日)と挨拶している。依然として、「読売1000万部」にこだわっている。

ジャーナリズムは、中身がすべてという発想がないようだ。

※なおABC部数には残紙が含まれているので、実配部数を示すものではない