1. 知らないうちに大量に食べている遺伝子組み換え食品、癌が急増した要因か?

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2017年12月27日 (水曜日)

知らないうちに大量に食べている遺伝子組み換え食品、癌が急増した要因か?

東京都健康安全センターが公表している「日本における全がんと白血病による死亡の歴史的状況と今後の動向予測」(上図)によると、癌による死亡が右肩あがりに増えている。その背景には、医療技術の進歩で癌の診断が精密度を増し、統計上でその数値が高くなるという事情があるにしろ、それとは別に癌の発症ケースそのものが増えているという側面もあるようだ。生活環境の変化が癌の発症率を高めているのだ。

筆者は癌が急増している背景のひとつに、スマホの普及など電磁波の利用が日常生活の中に入り込んできたことを繰り返し指摘してきたが、このところ化学物質による汚染にも同じぐらい注目している。われわれの生活環境が、化学物質で汚染され、しかもその汚染のかたちが、連鎖反応により静止することなく常に変化していることは否定しようがない。

米国のケミカル・アブストラクト・サービス(CAS)が登録する新しい化学物質の数は、1日に優に1万件を超える。こうした状況の下では、複数の化学物質の連鎖で何らかの新しい現象が起きているはずだ。しかし、それがどのようなもので、どのような人体影響を及ぼすかをすべて究明するのは不可能だ。

しかも、化学物質による汚染に電磁波による被曝が加わる状況が生まれている。いわば二重構造の複合汚染である。環境の解析は複雑を極めている。

◇遺伝子組み換え食品

現在、最も身近で危険な化学物質のひとつは農薬である。野菜に散布された農薬が間接的に体内に入って蓄積すると人体に害を及ぼす。この原理は、すでに周知の事実となっている。事実、有機栽培が盛んになり、少しでも汚染を防ごうとしている消費者が増えている。

しかし、遺伝子組み換え食品と農薬の関係は意外に知られていない。ほとんど報道されないので、漠然とした疑惑を抱いても、その中味を正しく把握していない消費者が多い。何が危険なのか?

結論を先に言えば、除草剤に対して耐性を発揮するように遺伝子が組み換えられているからだ。その結果、除草剤を大量に散布しても枯れないコーンや大豆ができる。雑草は枯れても、肝心の農作物だけは枯れない。そこでどんどん除草剤を使って、農業企業は作物を大量生産する。それを食べた消費者が、健康被害を受けるのはいうまでもない。遺伝子組み換え食品の問題は、ひとつにはこの点にあるのだ。

しかも、日本の場合、食用油として使うコーンは、それが遺伝子組み換え食品であることを商品に表示する義務がない。秘密にすることが認められている。

コーンを原料とした食用油は、天ぷらだけではなく、ドレッシング、菓子、パンなどにも使われている可能性が高い。つまり消費者は知らないうちに、遺伝組み換え食品を日常的に口にしているのである。

本来、総務省や農林水産省は、こうした問題に警鐘を鳴らさなければならないが、何もしていないのが実情だ。度を超した怠慢である。

ちなみに米国では、遺伝子組み換え食品に関する安全性の研究が行われており、癌、白血病、アレルギー、自閉症などとの因果関係が疫学的に指摘されているという。米国で遺伝子組み換え食品が売れなくなれば、当然、それは米国の属国・日本へ輸出されることになる。

米国がTPPを離脱しても、日米の二国間交渉で、そういう方向へ進む可能性が高い。