1. 湯河原の老女殺人事件、元新聞拡張団の男に容疑か?

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2016年07月16日 (土曜日)

湯河原の老女殺人事件、元新聞拡張団の男に容疑か?

神奈川県湯河原町に住む老婦人が殺害され、自宅が放火された事件から1年が過ぎた。この湯河原事件は、2015年4月21日の早朝に発生した。

新聞販売店から得た情報によると、この事件の容疑者に元新聞拡張団の男が浮上しているらしい。販売店の店主が次のように話す。

「警察が公開捜査に踏み切ったところ、新聞セールス団の団員のひとりが警察に通報したという話です。セールス団の飲み会があり、容疑者の男が事件のことをもらし、それを聞いていた他の団員が警察に通報したようです。わたしの店にも警察が来ました」

老婦人は額に包丁が刺さった状態で発見された。66歳だった。

◇新聞離れの中の悲劇

新聞セールス団の強引な新聞拡販は、かつて社会問題になったことがあるが、このところ状況はやや改善していた。しかし、新聞離れが加速しているもとで、新聞社も焦っているのか、販売店に対してかなり高圧的に新聞拡販を強要しているようだ。それが湯河原の事件につながった可能性もある。

多くの新聞販売店にとって、セールス団は迷惑な存在だ。経費を際限なく請求されるからだ。

「押し紙」に関しては、まだ解決にはいたっていない。新聞販売店の後継者が不足しているために「押し紙」を断って、店主が解任されるケースはさすがになくなったが、販売店主に対して高圧的な担当員は相変わらず多い。

なかには「押し紙」に反対している担当員もいるが、そういう人はいずれ左遷させられ「出世」コースから外れるようだ。

販売店の労務は悪化している。アジアからの「新聞奨学生」が新聞配達の主力になっている店が少なくない。ブローカーを通じて、日本に送り込まれてくる。数年前、筆者が調べたところ、外国人人材の「一時待機所」が東京新宿区の大久保にあった。

■参考記事:時給5百円未満!朝日新聞販売店の奨学生、韓国ブローカー2万円“ピンハネ”で