博報堂による「過去データ」の流用問題検証(続編)、画像が示す「流用」の事実
博報堂による「過去データ」の流用問題検証の続編である。前編は、30日付けのメディア黒書に掲載している。
メディア黒書が検証しているは、通販のアスカコーポレーション(本社・福岡市)が博報堂に制作させていた情報誌である。詳細は、後述するとして、読者は、以下に掲載した画像を注意深く観察してほしい。
それぞれ11月号(2011年)と12月号(2011年)の情報誌のページを比較したものである。左が11月号、右が12月号である。
両者の違いを発見するには、そうとう注意を払わなくてはならない。つまり全部とはいわないまでも、ほとんどのデータが11月号から「流用」されているのだ。
もちろん前号のデータを「流用」することを前提とした契約を結んでいたのであれば、問題はない。ところが見積書の内容はそうはなっていない。情報誌の全ページで「新規」あるいは「リライト・リデザイン」の約束になっている。
「新規」の定義は、改めて言うまでもなく、過去データの「流用」は一切行わずに、まったく新しい内容に仕上げることである。また、「リライト・リデザイン」は、少なくとも50%のデータを変更しなければならない。
以下、実際の画像である。ここに表示したものは、ほんの数例である。