1. 博報堂が内閣府や防衛省に発行している怪しげな請求書、エクセルやワードで作成の可能性、あずさ監査法人と東証は調査を

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2017年03月13日 (月曜日)

博報堂が内閣府や防衛省に発行している怪しげな請求書、エクセルやワードで作成の可能性、あずさ監査法人と東証は調査を

内閣府や一部の省庁が博報堂に発注したPR業務には、不可解な点がまま見受けられる。社会通念から逸脱していて、その中にはブラックユーモアを伴うものもある。国家事業であるから大問題だ。

博報堂が発行している請求書もそのひとつの例である。内閣府に対して同社が発行している請求書が、エクセルで作成されているとしか思えないことは、繰り返し報じてきたが、それよりも杜撰で、失笑をかう請求書が防衛省で使われている。

次に示すのがその実物だ。


この請求書は、昭和時代に個人事業主が使ったレベルである。おそらくワードで作成したものである。

第一、請求書そのものが会計システムに則したものではない。通常、企業が発行する請求書は、前段の見積書と整合性をもたせるために共通の番号を付けてコンピューターで管理するが、その番号も付番されていない。

博報堂のあずさ監査法人は、どのような監査をしているのだろうか?博報堂DYホールディングスが上場している東証も調査すべきだろう。

また、普通の企業は、社のロゴが入った公式の請求書を使うものだが、博報堂と防衛省の取り引きでは、誰でも作成できるタイプのものだ。その請求書で、湯水のように国会予算を博報堂へ注入しているのだ。

ウエブサイトの制作や管理に年間1000万円を超える資金が支出されているのも異常だ。しかも、次の年も同じ用途で1000万円を超える国家予算を支出している。団体向けの価格であるとしても、300万円から400万円が限度だろう。個人向けであれば、50万円である。常識的に考えれば、ウエブサイトに1000万円の支出は、背任の疑惑がある。

国家公務員として、「お金」のチェックをしていない証である。金銭感覚がおかしくなっている。

民主党が政権を取った時期、国家予算の無駄遣いを厳しく検証したが、自民党政権に戻って、杜撰な実態に逆戻りした。

その一方で自民党は議員定数を削減することで、国家予算の無駄使いをなくそうとしている。順番が完全に間違っているのだ。軍艦を作る金も不要だろう。

それに議員定数を減らせば、国民の参政権が狭まり、ますます省庁での腐敗が進むだろう。議員定数は、大幅に増やす必要があるのだ。

◇内閣府への請求書、エクセルで作成か?

内閣府に対して博報堂が発行している請求書は、繰り返しになるがエクセルで作成されている。これも会計システムに則したものではない。請求書の番号も発行の日付も入っていない。

以下に示すのが、その実物だ。