露骨過ぎる全面墨塗りの情報開示資料!真っ黒な文部科学省の博報堂疑惑
文部科学省から、博報堂が担当した2つのプロジェクトに関する書面を入手した。プロジェクトのタイトルは、次の通りである。()内は契約価格である。
①「学校と地域の新たな協働体制の構築のための実証研究」(約800万円)
読者には、①と②をクリックしてぜひ情報公開の実態を確認してほしい。唖然となるに違いない。契約書の条項は開示されているものの、それ以外の情報は、博報堂の戸田社長の名前と請求総額を除いてほぼ黒塗りになっている。
◇市民感覚が欠落した公務員の傲慢さ
わたしは長年、情報公開制度を利用してきたが、文部科学省は今回開示した資料で、凄まじい情報隠しを行っている。公務員の信頼を失墜させる行為である。市民感覚が欠落している。
納税者の大半は、たとえば8000万円の「税金」を使って博報堂が、日本人の海外留学を促進するためのどのような仕事をしたのかを具体的に知りたいはずだが、文部科学省はそれを全面的に隠したのである。
今後、異議を申し立て、それでも黒塗りの部分が開示されない場合は、訴訟ということになりそうだ。