【ウェブマガジン】学校教育の中に新聞を持ち込む弊害について、知力の発達についての誤った視点
毎月、国会図書館へ行って、新聞関係の業界紙に目を通す。11日は、昨年の12月と今年の1月の業界紙を確認した。
ここ1年ほどの間に顕著になっている現象がある。それは新聞関係者が「紙」新聞を学校教育の現場に持ち込もうとしていることだ。恐らくそこに新聞販売の活路を開こうとしているのではないか。詳細については、別の機会に記事化する予定だが、露骨な見出しをいくつか紹介しておこう。
・電子版は熟読には向かない、深い学びは「紙」との併用
・プレゼン力の向上に力点、要約力は新聞など読んで養う
・3年ぶりにリアル開催 来夏、宮崎でNIE全国大会
※NIEは、新聞協会が進める教育に新聞を運動
・学校図書館への新聞配備増える
・新聞を活用した日常的なNIEの取り組みが重要
・図書や新聞で学力向上、学校図書館図書等の整備・充実を求める各界連絡会
新聞のPRに著名人を動員していることもひとつの特徴だ。新聞協会が主催したオンラインのシンポジウムに大学教授やジャーナリストが登場して新聞をPRしている。【続きはウェブマガジン】