1. 朝日新聞がひと月で13万部減る、対前年比は朝日が-30万部、読売が-60万部、夕刊と少年少女新聞も不振

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2014年09月10日 (水曜日)

朝日新聞がひと月で13万部減る、対前年比は朝日が-30万部、読売が-60万部、夕刊と少年少女新聞も不振

新聞の発行部数が大幅に減少する傾向に歯止めがかからない。7月のABC部数によると、朝日新聞がひと月で約13万部、読売が約3万1000部の減部数となった。これに対して毎日は約3000部増えている。

一方、「対前年同月差」は、読売が-約60万部、朝日が約-30万部などとなっている。少年少女新聞も部数を減らしている。

7月のABC部数「対前月差」は次の通りである。()内は販売部数。

朝日:-130,222部(7,266,866部)
毎日:  +3,014部(3,305,207部)
読売: -31,309部(9,248,446部)
日経:  +1,920部(2,772,945部)
産経:      -3部(1,607,593部)

「対前年同月差」は次のようになっている。

朝日:-301,843部
毎日:- 64,588部
読売:-603,341部
日経: -26,930部
産経:  -4,578部

◇子供新聞の減部数

少年少女向けの新聞も、軒並み減部数である。()内は販売部数。

朝日小学生:  -3,071部(94,678部)
読売KODOMO:-8,592(212,136部)
朝中W:         -2,874(51,087部)

夕刊も、軒並み減部数である。()内は販売部数。

朝日:-293,360(2,439,236)
毎日: -40,147(  970,459)
読売:-265,048(3,101,214)
日経: -21,073(1,388,420)
産経: -31,3668( 504,802)

■出典:7月のABC部数

■参考:「押し紙」&折込チラシ詐欺の専門サイト

【注1】なお、ABC部数は、「押し紙」を含んでおり、ここで示された数字が、実配部数(実際に配達されている新聞)を正しく反映しているとは限らない。また、これらの数字は、新聞社が自主的に申告した数字であり、監査(公査)の対象になるのは、ほんの一部であることも付け加えておきたい。

【注2】また、このところ朝日新聞が慰安婦報道が原因で、同業の新聞社、週刊誌、テレビなどから異常なバッシングを受けているが、ここで紹介した数字は7月のものなので、減部数の原因が慰安婦報道にあるとは限らない。