1. 青葉警察署、日本禁煙学会・作田学医師の取調べ方針を固める、横浜副流煙裁判(裁判)の本人尋問の場で無銭診察を摘示

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2023年08月03日 (木曜日)

青葉警察署、日本禁煙学会・作田学医師の取調べ方針を固める、横浜副流煙裁判(裁判)の本人尋問の場で無銭診察を摘示

神奈川県警青葉警察署は3日、日本禁煙学会の作田学医師を名誉毀損罪で取り調べる方針を固めた。作田医師は、今年2月に横浜地裁で行われた横浜副流煙裁判(反訴)の本人尋問の中で、訴外・酒井久男さんの名誉を著しく毀損する証言をした疑いがもたれている。酒井氏らが作田氏の証言を問題視して、青葉署に相談したのを、承諾したかたちとなった。

発端は2019年7月17日にさかのぼる。この日、酒井さんは、横浜副流煙裁判の被告・藤井将登さんの妻・敦子さんと一緒に作田医師の外来(東京都渋谷区の日本赤十字医療センター)を訪れた。酒井さんは、繊維に対するアレルギーがあった。そこで作田医師の外来を診察することにしたのだ。

作田医師の外来を選んだのは、実質的にアレルギーで苦しんでいたことに加えて、作田医師がどのように患者を診察して、どのような診断を下すのかを直接に知りたいと思ったからだ。酒井氏は、4500万円の高額訴訟で苦しんでいた藤井さん夫妻に寄り添ったサポーターだった。

この裁判は2020年、藤井さん側の勝訴で終わった。その後、藤井さん夫妻は、前訴はスラップ訴訟に該当するとして、元原告と診断書を作成した作田医師を相手に約1000万円の支払を求める損害賠償裁判を起こした。俗にいう反スラップ訴訟である。横浜副流煙事件の「戦後処理」の一端にほかならない。

今年の2月に行われたこの裁判の本人尋問の場で作田医師は、数年前の酒井氏の行動を激しく批判した。酒井氏の逆鱗に触れたのは、酒井氏を指して、「うさんくさい患者さんでした」と証言したことである。また、酒井氏が診察室を出た後、会計を通らずに病院を後にしたと証言していた。つまり無銭診察を摘示したのである。しかし、領収書があるので、作田医師の証言は事実ではない。

酒井氏は作田医師に内容証明を送付して真意を問うたが回答はなかった。そこで地元の青葉警察署に相談したのである。