本日(5月2日)、18:15分から大阪朝日放送が滋賀医科大の小線源治療をめぐる事件を報道
本日(5月2日)の午後6時15分から、大阪朝日放送が「キャスト」で、滋賀医科大の小線源治療をめぐる事件について報じる。
小線源治療とは、放射線を放つ小さなシード線源を前立腺に埋め込んで、そこから放射線でがん細胞を破壊する療法である。小線源治療そのものは、滋賀医科大病院とは別の医療機関でも実施されているが、同病院の岡本メソッドの特徴は、高い線量でがん細胞を完全に死滅させながらも、前立腺周辺の臓器は放射線被ばくを回避できるというものである。
5年後の非再発率は、低リスクで98.3%、中リスクで96.9%、高リスクでも96.3%である。これに対して一般的な小線源治療、ダビンチ手術、それに外部照射治療では、非再発率は40%から70%にとどまる。岡本メソッドは、がんが転移さえしていなければ、高リスクのがんでも、浸潤したがんでもほぼ100%完治させることができる。その治療技術は海外でも高い評価を受けており、ラジオNIKKEIは、岡本医師に対する2回シリーズのインタビューを放送している。
ところが滋賀医科大の泌尿器科の河内明宏教授と成田充弘準教授が、岡本医師とは別に小線源治療の窓口を設定。岡本メソッドを受けることを前提に来院した患者の一部を泌尿器科に誘導して、充分な説明をしないまま手術前段の治療に入った。しかし、医師らが小線源治療の未経験者だったことが原因で、適正な治療ができなかった。手術も阻止された。
事情を知った被害患者らは、病院に対して抗議の声をあげはじめた。これに対抗するかのように、大学病院は岡本医師を追放しようとしている。
この事件については、次のウエブサイトで筆者が詳しくレポートしている。
【マイニュースジャパン】
■滋賀医科大学医学部付属病院で発覚した患者モルモット未遂事件――患者を守るために体を張ったスーパードクターに対する組織的報復
■滋賀医科大病院の小線源治療をめぐる不正隠蔽事件 患者らが「治療妨害禁止」を求め仮処分申し立て、病院側は1千人のカルテ不正閲覧
【ビジネスジャーナル】