1. ラテンアメリカ

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2026年06月22日 (月曜日)

サッカー・ワールドカップの意外なエピソード

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

FIFAワールドカップは、単なるスポーツ大会以上の存在である。世界文化に刻まれた偉業や記録、そして数々の名場面が生まれる舞台となってきた。

1930年の開始以来、ワールドカップにはドラマ、創意工夫、そして逆境を乗り越える力を象徴する数多くの逸話が積み重ねられており、その中でラテンアメリカの代表チームは特に重要な役割を果たしてきた。

第1回ワールドカップは1930年にウルグアイで開催され、開催国であるウルグアイが優勝した。当時は予選がなく、参加国は主に南米諸国を中心としたわずか13チームだった。ウルグアイはすでに1924年と1928年のオリンピックで金メダルを獲得し、その強さを証明していた。

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2026年06月18日 (木曜日)

奇跡のコロンビア

コロンビア大統領選挙の決選投票が現地時間の6月21日に行われる。候補者は右派のアベラルド・デ・ラ・エスプリエジャ候補と、右派のイバン・セベタ候補である。ブラジルの世論調査・データ分析会社Atlaslntelによると、最新の支持率は、アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャが52・6%、イバン・セベタ候補は44・8%となっている。現政権の腐敗もあり、右派が優位に立っている。

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2026年06月16日 (火曜日)

新たな冷戦に向かうのか?――ウクライナ、中国、ベネズエラと世界秩序をめぐる争い

執筆者:ビクトル・M・ロドリゲス

アンドリュー・コリブコは、ウクライナ戦争が多極化する世界への移行を加速させたと主張する。一方で、その動きに対しアメリカは、新たな地政学的圧力の手法を通じて自らの影響圏を強化することで対抗していると警告する。

アレシャンドレ・ガランチとの長時間にわたる対談の中で、このアナリストは、現在の国際紛争、ヨーロッパの将来、そして競争が激しさを増す世界情勢におけるブラジルの役割について、議論を呼ぶ見解を提示している。

注:アンドリュー・コリブコ(Andrew Korybko)
アメリカ出身の地政学アナリスト。ハイブリッド戦争、多極化、米中露関係、ユーラシア情勢などを主な研究対象としています。ロシア寄りの視点から国際政治を論じることが多く、ウクライナ戦争やBRICS諸国、グローバル・サウスに関する分析で知られている。

注:アレシャンドレ・ガランチ(Alexandre Galante)
ブラジルのジャーナリスト・軍事評論家。軍事・安全保障・国際政治を専門とし、ブラジルの防衛・航空宇宙分野のメディアで活動している。軍事技術や地政学に関するインタビューや解説記事を数多く手がけており、本稿の対談では聞き手を務めた。

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2026年06月12日 (金曜日)

ボリビア、統治と国家の政治的将来を脅かす「複合危機」に直面

ボリビアは、ロドリゴ・パス政権発足からわずか半年で深刻な「複合危機」に直面している。長期化する道路封鎖や物資不足、死者の発生に加え、経済不安と政治対立が絡み合い、統治能力そのものが問われる事態となった。非常事態宣言の検討が進むなか、国の将来を左右する政治的解決への道筋が模索されている。

執筆者:ビクトル・M・ロドリゲス

就任から6か月。ロドリゴ・パス政権は、道路封鎖、物資不足、死者の発生、社会の分断、そして信頼の危機に直面しており、ボリビアの民主主義の安定性が試されている。

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2026年06月10日 (水曜日)

フィデル・カストロとボゴタソ事件

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

キューバ人のフィデル・カストロとラファエル・デル・ピノは、ベネズエラ人のロムロ・ベタンクールと共謀し、スターリンのために活動していた。彼らはNKVD(KGBの前身)のロシア人スパイから資金提供を受けており、暗殺されたガイタンや「ボゴタソ(Bogotazo)」で命を落とした他の4,000人に対する責任がある。

※黒薮注:ガイタンは1940年代のコロンビアで絶大な人気を誇った自由党の政治家で、貧困層や労働者の支持を集めた。社会改革や格差是正を訴え、1948年には次期大統領の最有力候補とみなされ、「人民の代弁者」として広く支持されていた。

スターリンはNKVDの対外諜報活動を強化し、その指示のもと、ソ連諜報機関は共産主義インターナショナル(コミンテルン)を通じて工作員を潜入させ、秘密ネットワークを構築した。

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2026年06月06日 (土曜日)

コロンビア大統領選の世論調査、デ・ラ・エスプリエジャ候補、決選投票でセペダ候補にリード

執筆者:ビクトル・M・ロドリゲス

今週木曜日に公表されたCB Global Dataの最新世論調査によると、アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャ(黒薮注:右派)がコロンビア大統領選挙の争いで首位に立ち、イバン・セペダ(黒薮注:右派)に対して6.3ポイントのリードを保っている。

この調査では、野党候補であるデ・ラ・エスプリエジャのイメージ評価がより高いことも示されており、未定層の票を配分した場合には、その差が約7ポイントに達すると予測されている。

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2026年06月05日 (金曜日)

環境団体MOVUS(持続可能なウルグアイのための運動)、ウルグアイ政府の森林・環境政策に懸念を表明

MOVUS(Movimiento por un Uruguay Sustentable=持続可能なウルグアイのための運動)は、2011年に設立されたウルグアイの市民環境団体・ネットワークである。特定の政党や宗教、政府機関から独立した組織であり、「環境の持続可能性と社会的公正を両立した発展」を目指している。そのMOVUSが、ウルグアイの国会で森林・環境政策の見直しを求めた。主な論点は、森林植林に関する公的データの不足、他国で禁止・規制されている農薬の国内使用禁止、天然林保護の強化、森林火災法の施行規則未整備である。その背景には、ウルグアイが過去30年ほどの間に進めてきた輸出主導型の林業・農業モデルと、それに対する環境保護団体の批判がある。

 次に紹介するのは、ウルグアイ報道協会のウエブサイトに掲載されたビクトル・M・ロドリゲス(Victor M Rodríguez)氏の記事である。

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2026年06月01日 (月曜日)

ペプシコーラとロシア

 

 

 

 

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

冷戦の真っただ中、20世紀で最も奇妙で、あまり知られていない商業史の一つが起こった。アメリカとソ連が政治、軍備、宇宙開発で競い合っていた一方で、あるアメリカ企業がソ連市場への参入に成功した。その企業とはペプシだった。

すべては1959年、モスクワで開催されたアメリカ国民博覧会から始まった。当時のアメリカ副大統領だった Richard Nixon は、ソ連の指導者たちに西側諸国の製品を紹介していた。その視察の途中で歴史的な場面が生まれる。ニクソンはカメラの前で Nikita Khrushchev にペプシを一杯差し出したのだ。その写真は世界中に広まり、ソ連とアメリカ企業との予想外の商業関係の始まりとなった。

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2026年05月26日 (火曜日)

101歳になった今も、マリア・ベリッツィは独裁政権下で行方不明になった息子を探し続けている

1973年9月に起きたチリの軍事クーデターは、大事件として世界中に知れ渡った。しかし実は、その3カ月前にはウルグアイでも軍事クーデターによって軍事政権が成立していた。それに伴い、日本でも『収奪された大地』などの著書で知られるジャーナリスト、エドゥアルド・ガレアーノが亡命を余儀なくされる事態となった。さらに1976年には、アルゼンチンでも軍事政権が成立した。

 ウルグアイ報道協会は、「拘束・失踪したウルグアイ人の母親と家族」の創設者の一人であるマリア・ベリッツィ氏にインタビューを行った。高校生だった彼女の息子は、エドゥアルド・ガレアーノが創刊した『マルチャ』誌などを愛読し、政治活動を行っていたが、アルゼンチンで行方不明になった。軍事政権下における人権弾圧の実態が克明に語られている。

インタビュアーは、ジャーナリストのビクトリア・カンボニ(Victoria Camboni)。

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そして言論の自由?

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

「オンライン」にすると、数秒のうちにアルゴリズムが完璧にパッケージ化された「現実」を提供してくる。ある人々には国家を救う大統領が見え、別の人々には制度を破壊する暴君が見える。同じニュースなのに、まったく正反対の二つの真実が存在する。ようこそ、21世紀のグローバル化した世界へ。そこでは報道の自由は、制服を着た検閲官や殺し屋だけでなく、物語を操作する経済的・技術的権力とも対峙している。

国境なき記者団(RSF)の「世界報道自由指数 2025/2026」によれば、この25年間で状況はかつてないほど悪化している。初めて、世界の半数以上の国々がジャーナリズムにとって「困難」または「極めて深刻」な状況にあると分類された。経済指標は歴史的低水準に達しており、メディアは貧困化し、強大な広告主やトラフィックをもたらすプラットフォームへの依存を深めている。

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2026年05月04日 (月曜日)

レブ・タホル:放置、虐待、そして国家の失敗を明らかにした一件

グアテマラで起きたレブ・タホル事件は、カルト集団とされる「超正統派ユダヤ教」系コミュニティにおける子どもへの虐待疑惑である。2024年12月、当局が介入し、約160人の未成年を保護した。未成年者が結婚させられていた例も報告されている。

しかしその後、移送先の国営施設でも再び虐待の疑いが浮上し、大きな社会問題となった。この教団は政府に宗教団体として正式に登録されていたこともあり、事前の監督体制の不備や対応の遅れといった国の責任も問われている。さらに、保護された子どもたちへの社会的偏見や孤立も問題となり、制度が十分に機能しない中で、誰が子どもを守るのかという根本的な課題が浮き彫りになった。

次に紹介する記事は、ウルグアイのジャーナリスト、ビクトル・M・ロドリゲス氏が、この事件を調査したグアテマラのジャーナリスト、マリエラ・カスタニョンに行ったインタビューの要約である。

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2026年04月29日 (水曜日)

忠実な友

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

わたしが初めてトビーに出会ったとき、彼は黒とシナモン色の小さな毛玉にすぎなかった。ピンシャーで、ビーズのように輝く瞳を持ち、そのエネルギーはまるで物理の法則に逆らっているかのようだった。手のひらに収まるほど小さかったが、初日から「愛すること」が彼のすべてだとはっきり示していた。

トビーはただの犬ではない。わたしの共犯者であり、先生であり、四本の足を持つ小さな詩人。わたしの心のあらゆる場所に愛の詩を紡いできた存在だ。

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