1. Roberto Trobajo

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2026年10月08日 (木曜日)

黙示録という名のゲーム

雑誌『アクチュアリダ・グロバル・インテルナシオナル』、『エクストラ』(米国)、『フォコ&デスタケ』(ブラジル・サンパウロ)、ラジオ「友人たちとの語らい」(タイス・アギラールが制作・司会を務めるラジオ・コスタリカの番組)は、ジャーナリストで実業家、ロベルト・トロバホ・エルナンデス氏の短編小説『黙示録という名のゲーム』の発表を心より祝福します。秀逸な一篇です。おめでとうございます。

 

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

エル・ドラドは、かつてラテンアメリカのひとつの首都だった。だが水をめぐる戦争のあと、それは〈快適さ〉という名のウイルスとなって、世界へ蔓延していった。ウィルス「エル・ドラド」が入り込んだ場所では、人々は問いを発することをやめた。

進歩は祭りの仮面をかぶり、欲望はひとつの型にはめられた。同じブランド。同じ時刻。同じ微笑み。水はビールよりも高かった。誰も、それを不思議とは思わなかった。それが、最初の奇跡だった。

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2026年09月05日 (土曜日)

キューバから、ニューヨークが崩れ落ちるのを見た

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

私はキューバの海岸にいた。カリブ海に照りつける太陽はじりじりと暑く、海はまるで青い一枚の布のように広がっていた。少なくともその数時間だけは、「世界は平穏で、すべてがうまくいっている」と思えるような光景だった。

そのとき、誰かが言った。

「ニューヨークが攻撃されている。」

最初は、誰も何が起きているのか理解できなかった。しかし、テレビに映し出された衝撃的な映像を見て、私は事態を知った。キューバの海岸にいながら、ニューヨークのツインタワーが崩れ落ちるのを見たのだ。あの日から、私にとってニューヨークは、映画の中に出てくるだけの街ではなくなった。遠く離れた場所で深く傷つき、引き裂かれ、涙を流している一つの街になった。

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2026年08月26日 (水曜日)

私たちは生き延びていく

機と分断の時代を、私たちはどう生き抜き、次の世代にどのような社会を残すのか。求められているのは、個人主義や利己主義、目先の利益にとらわれた発想を超え、連帯と協力によって未来を切り開くことだ。著者は、まだ生まれていない世代の声にも耳を傾け、長期的な視野で政治や社会のあり方を問い直す必要があると説く。未来に恥じない選択をするために、今こそ私たち自身が変わり、行動するときだと著者は提言する。

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

私たちの存在はつかの間のものだ。しかし、消えることのない足跡を後世に残すことができれば、私たちは自らの存在を超えて生き続けることができる。私たちが乗り越えてきた危機もまた、他者への共感を育む糧となり得る。

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2026年08月22日 (土曜日)

洗脳されないために

日本だけではなく、ラテンアメリカにもメディアをめぐる類似した問題がある。人々は、毎日、テレビやネット、SNSから大量の情報を浴び、立ち止まって考える時間を失いつつある。だからこそ、大手メディアだけに頼らず、独立系メディアにも目を向けることが重要だ。異なる立場や視点から発信される情報に触れ、複数の情報源を比較することで、見えてくる事実もある。一つの情報を鵜呑みにせず、「何が事実なのか」を自分の頭で考える。その習慣こそ、情報に操られないための第一歩だ。トロバホ氏の提言である。

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

私たちは、疑問を持つことを嫌います。疑問を持てば、自分の頭で考えなければならないからです。自分で問いを立てて考えるよりも、すぐに手に入る、わかりやすい答えを求めるようになっています。

しかし、実はほかのあらゆる権力の土台となっている「第5の権力」があります。それは、私たち一般の人々です。

そして、この人々を操るために、昔から使われてきた効果的な方法があります。それは、少しだけ真実を混ぜた嘘をつき、それをメディアで何度も繰り返すことで、やがて誰もが本当のことだと信じるようにするという方法です。

けれども、私たちは、そうした操作を受けないようにすることができます。そのためには、洗脳されないように注意し、私たちが本来持っている力を強くしていかなければなりません。

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2026年07月23日 (木曜日)

報道の自由はどうなっているのか?

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

インターネットに接続すると、数秒のうちにアルゴリズムが「完成された現実」を届ける。ある人には「国を救う大統領」が映り、別の人には「制度を壊す独裁者」が映る。同じニュースから、正反対の二つの「真実」が生まれる。

21世紀のグローバル化した世界では、報道の自由は検閲や雇われた殺し屋だけでなく、経済的・技術的な力にも脅かされ、人々の認識は操作されている。

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2026年07月06日 (月曜日)

崖っぷちのコロンビア(大統領選の結果を受けて)

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

コロンビアの政治は4年ごとにリセットされる。候補者は変わり、スローガンも、公約も変わる。しかし、決して変わらないのは、「次の政権こそが、ついに国を正しい方向へ導いてくれる」という期待感である。その希望自体はごく自然なものだが、多くの場合、選挙戦の演説では語り尽くせない、はるかに複雑な現実の前に打ち砕かれてしまう。

アベラルドが引き継ぐのは、廃墟と化した国ではない。しかし同時に、明るい未来へと順調に進んでいる国でもない。彼が受け継ぐのは、深く分断され、国の制度に対する信頼を失い、そして歴代政権のいずれも完全には解決できなかった構造的な問題を抱えた国家である。

黒薮注:アベラルド。フルネームは、Abelardo de la Espriella(アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャ)。2026年8月7日にコロンビア大統領へ就任する

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2026年06月22日 (月曜日)

サッカー・ワールドカップの意外なエピソード

執筆者:ロベルト・トロバホ・エルナンデス

FIFAワールドカップは、単なるスポーツ大会以上の存在である。世界文化に刻まれた偉業や記録、そして数々の名場面が生まれる舞台となってきた。

1930年の開始以来、ワールドカップにはドラマ、創意工夫、そして逆境を乗り越える力を象徴する数多くの逸話が積み重ねられており、その中でラテンアメリカの代表チームは特に重要な役割を果たしてきた。

第1回ワールドカップは1930年にウルグアイで開催され、開催国であるウルグアイが優勝した。当時は予選がなく、参加国は主に南米諸国を中心としたわずか13チームだった。ウルグアイはすでに1924年と1928年のオリンピックで金メダルを獲得し、その強さを証明していた。

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2026年06月18日 (木曜日)

奇跡のコロンビア

コロンビア大統領選挙の決選投票が現地時間の6月21日に行われる。候補者は右派のアベラルド・デ・ラ・エスプリエジャ候補と、右派のイバン・セベタ候補である。ブラジルの世論調査・データ分析会社Atlaslntelによると、最新の支持率は、アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャが52・6%、イバン・セベタ候補は44・8%となっている。現政権の腐敗もあり、右派が優位に立っている。

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