2026年10月28日 (水曜日)
ルラ氏、事前の予想を覆して勝利し、ラテンアメリカの左派に希望を取り戻す

執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
ついに、予想されていたことが現実となった……。
ブラジルで日曜日に行われた選挙で、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ氏が勝利した。この勝利は、困難に負けずに努力を続けてきたことの成果であり、保守派の政治的な動きに対して国民の意思が勝ったことを意味する。また、ブラジルの選挙結果は、ラテンアメリカの左派勢力が、再び希望を持つ根拠となった。
間もなく81歳になる労働運動出身のルラ氏は、歴史的な逆転勝利を果たした。第1回投票では相手候補に後れを取ったものの、ブラジルの極右勢力の政治的な後継者であるフラビオ・ボルソナロ氏を破り、4期目の大統領の座を勝ち取った。ルラ氏の歩みは、国民が自らの将来を選ぶ力を持ち続ける限り、選挙の結果は事前に決まっているわけではないことを改めて示している。
2026年10月24日 (土曜日)
米国、対キューバ封鎖非難の阻止へ各国に圧力

キューバのロドリゲス外相は、米政府が国連総会での対キューバ経済封鎖非難決議への支持を変えさせるため、各国に強い圧力をかけていると批判した。27、28両日の投票を前に、これは国際法や国連憲章に関わる重大な問題だと警告した。
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
米政府は、世界各国の大統領や外交官、科学、芸術、政治の分野で活躍する人々を、簡単に従わせることができる羊の群れのように考えているようだ。
米国は、強い圧力や脅迫、外交上の茶番を通じて、国際社会がキューバに対する経済封鎖を再び非難するのを阻止しようとしている。各国の主権が問われている。
2026年10月09日 (金曜日)
この50年間、私たちはあの録音を繰り返し聞いてきた

1976年10月6日、カリブ海のバルバドス沖でキューバ航空455便が爆破され、乗客乗員73人全員が死亡した。最初の爆発から墜落まで、わずか4分55秒。事件の首謀者とされたキューバ系亡命者2人は、十分な裁きを受けないまま米国で生涯を終えた。惨劇から50年。犠牲者の無念とともに、米国政府の責任を問う声は今も消えていない。「メディア黒書」、初出。
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
「シーウェル! 機内で爆発が起きた。すでに降下している!」
これは、1976年10月6日、バルバドス沖を飛行中に爆破されたキューバ航空のDC8型機のブラックボックスに記録されていた音声だ。
2026年10月05日 (月曜日)
ワシントンの主張を覆すコンテナの中身

米国の圧力を受けて大手海運会社がキューバ向け輸送を停止し、食料や医薬品、医療機器などを積んだ数千個のコンテナが各地の港で足止めされている。そのために、がん・結核治療薬や小児集中治療室向けの太陽光パネルなどが届かない。米国は、キューバに対する経済封鎖は国民を対象としていないと主張しているが、実際には市民生活に深刻な影響を及ぼしている。写真出典:La Radio de Sur、「経済封鎖こそが脅威であり、キューバは脅威ではない」
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
問題を指摘しているのはキューバだけではない。ニューヨーク・タイムズ紙もこのほど、食料や医薬品などキューバ向けの物資を積んだ数千個のコンテナが、カリブ海地域の港で足止めされていると報じた。米国による制裁の圧力や制裁措置を科すとの警告を受け、大手海運会社がキューバ向けのサービスを停止したためだ。
2026年10月01日 (木曜日)
BRICSにおけるキューバ――存在感を増す声

キューバがBRICSで存在感を高めている。ニューデリーで開かれた第18回首脳会議では、ブルーノ・ロドリゲス外相が米国による経済・通商・金融封鎖の強化と、その国民生活への影響を訴えた。一方でキューバは、封鎖への非難にとどまらず、主権や多国間協力、国家間の平等を重視する立場を発信。グローバル・サウスの主要国が集まるBRICSを、新たな国際秩序をめぐる議論の重要な場と位置づけている。「メディア黒書」、初出。写真出典:Prensa Latina
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
BRICSでキューバの存在感が高まっていることは、国際的な議論の場では、参加する国の大きさよりも、その国がどれだけ説得力のある主張を持っているかが重要であることを示している。
キューバはパートナー国として加わって以来、グローバル・サウスの主要な経済国が集まるこの枠組みの中で、少しずつ存在感を高めてきた。そして数日前にニューデリーで開かれた第18回BRICS首脳会議でも、キューバの主張が改めて注目された。
2026年09月29日 (火曜日)
キューバと米国――不条理な関係をめぐるせめぎ合い

米国とキューバの立場は依然として大きく隔たっている。米国が経済・エネルギー制限や政治的圧力を続ける一方、キューバは主権と自決権を主張する。関係改善には、米国が脅しや内政干渉をやめ、キューバを主権国家として認めることが必要だ。
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
キューバと米国の関係は、再び緊張が非常に高まっている。
キューバのカルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務次官が最近、CBSニュースの記者マット・ガットマンのインタビューに応じた。その内容から、両国政府の間にある主な対立点が改めて明らかになった。そして何より、今も答えが出ていない一つの疑問が浮かび上がる。なぜ米政府は、キューバが米国の国家安全保障にとって脅威だと主張し続けているのか、という疑問である。
これに対するキューバ外交官の答えは明快だった。
2026年09月10日 (木曜日)
九月の祝祭

(Fiesta de Septiembre)優れた教育制度も持つ国、キューバ。米国による経済封鎖の下で新学期を迎えた「島」からの現地報告である。
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
9月1日、キューバは、毎年この時期になると繰り返されるおなじみの光景とともに朝を迎えた。制服姿でリュックを背負った子どもや若者たちが、思い思いの表情で学校へと向かっていく。今日、100万人を超える児童・生徒・学生が教室に戻り、2026~2027年度の新学期を迎えた。
2026年08月13日 (木曜日)
究極の敵、「ナルコ」ルビオと魔女狩りの復活

米国務省が公表したキューバに関する文書は、キューバを米国や「西洋文明」に対する国際的な脅威の中心として描き、国内の宗教団体や労働組合、研究者、左派組織などにも疑いの目を向けている。そこに見えるのは、証拠よりも疑惑を積み重ね、敵を作り出す「魔女狩り」の論理だ。マルコ・ルビオ国務長官の影響が色濃いこの文書は何を狙っているのか。なお、マルコ・ルビオを皮肉った「ナルコ」とは、麻薬取引者を意味する。
執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
アメリカによるキューバへの長い攻撃の歴史を知る人々にとって、国務省が最近公表した文書と、その不合理で執拗な反キューバ・キャンペーンは驚くべきものではない。
2026年08月06日 (木曜日)
世界への公開書簡 キューバから、一人の普通の女性が、世界が目を背ける犯罪を訴える

執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
「これはたった今、私のところに送られてきたものです。私は、嫌になるほど何度でもこれをシェアします。」
世界への公開書簡
世界中のすべての人へ。
世界中の母親たちへ。
国境なき医師団へ。
良心を持つジャーナリストたちへ。
そして、今も正義を信じている政府へ。
私の名前は、何百万人もの普通の人と同じような名前です。有名な名字もなければ、重要な地位にいるわけでもありません。
2026年08月03日 (月曜日)
人々を苦しめている巨悪は、あなたが腕組みをして、視線をそらしたところで、少しも軽減されはしない!!(キューバのジャーナリストからの訴え)

以下に紹介するのは、キューバのジャーナリスト、セサル・ゴメス・チャコン氏が、世界ジャーナリスト評議会のグループチャットに投稿し、拡散を呼び掛けた詩である。「帝国」による経済封鎖の下でキューバが直面している実情を訴え、支援を求めている。最も苦しいのは、抑圧された第三世界の国々に連帯の合図を送った時代の「記憶」なのだという。「私は覚えている。私たちの医師たちが白衣をまとい、ハイチで、アンゴラで、エチオピアで、アフリカ各地で、イタリアで、パキスタンで、子どもたちを死の淵から救い出したことを。」「世界が燃えていたとき、私の国の人々は、自分たちがわずかしか持っていなかったにもかかわらず、そのわずかなものを差し出した。」キューバが歩んできた道を回想しながら、トランプ政権下で「ジェノサイド」の域に達したとする経済封鎖の意味を問いかける。卓越した詩作である。(上写真は、2017年、コロンビア内戦が終わった後、社会復帰を目的にキューバが無償で受け入れた医学生の卵。第一陣の200人。出典はPrensa Larina)
2026年07月30日 (木曜日)
キューバ、ゴーおーおーおール(経済封鎖の下でのワールドカップ)

執筆者:セサル・ゴメス・チャコン
試合終了の笛が鳴り、スペインがワールドカップの覇者となった。スタジアムから何千キロも離れたカリブ海でも、拍手と大きな感動が広がった。キューバでは、リオネル・メッシ率いるアルゼンチンの敗戦を惜しむ人々がいた。何千人ものキューバ人が、最後の瞬間まで希望を失わずに彼を応援していたのである。一方で、何十年にもわたってリーガやバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードを追い続ける中で育まれた情熱から、スペインの優勝を自分たちのことのように喜ぶ人々もいた。
