2026年10月14日 (水曜日)
汚点だらけの世論調査の数字、「新聞購読率、初めて5割下回る」、テレビ視聴率、新聞発行部数、世論調査は世論誘導の道具

時事通信は10月11日、「新聞購読率、初めて5割下回る 内閣支持率は外交・物価高で評価二分 新聞通信調査会」と題する記事を配信した。
記事は、「新聞購読率が初めて5割を下回ったことが10日、公益財団法人『新聞通信調査会』(西沢豊理事長)の世論調査で分かった」と報じている。
つまり、つい先日まで新聞購読率が5割を維持していたというのである。日本人の半数が新聞を購読していたということになる。
この調査結果がいかに根拠に乏しいか、具体的な数字を使って検証してみよう。極めて簡単な計算で、その疑問点が浮かび上がる。
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記事によると、新聞通信調査会は、調査を「7月17日~8月16日、全国の18歳以上の男女5000人を対象に実施し、2676人から回答を得た」という。その結果、新聞購読率が初めて5割を下回ったというのである。
そこで筆者は、AIを使って、日本国内に住む18歳以上の人口(外国人を含む)を調べた。その結果、次の数字が得られた。
・18歳以上の総人口(外国人を含む):約1億500万人
新聞通信調査会の調査結果によれば、つい先日まで日本国内の18歳以上の人口の約5割が新聞を購読していたことになる。これを人数に換算すると、約5250万人である。
ところが、新聞の発行部数は、スポーツ紙や夕刊単独紙を含めても約2490万部しかない。しかも、新聞の発行部数には、大量の「押し紙」が含まれている。
新聞通信調査会は、いったいどのような調査を実施したのだろうか。
この数字は、実態から大きくかけ離れているのではないか。再検証が必要だ。
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ちなみに、同調査では高市内閣の支持率を62.3%と発表している。
新聞通信調査会は、新聞・通信社をはじめとするジャーナリズムの調査研究や、メディアに関する世論調査などを行う公益財団法人である。
設立は1947年。戦前の同盟通信社の資産を引き継いだ組織である。
西沢豊理事長は、時事通信社の元代表取締役社長である。
