『「窓」MADO』配信開始――横浜副流煙事件を題材にした話題作

横浜副流煙事件を映画化した『「窓」MADO』のインターネット配信が始まった。配信元はアマゾンプライムである。
アマゾンプライムに続いて、Lemino、FOD、TELASA、J STREAM、ひかりTV、ビデックス、ビデオマーケット、カンテレドーガなどでも順次配信が始まる。主演は西村まさ彦。そのほか、大島葉子、二宮芽生、慈五郎、MEGUMI、小林涼子らが共演する。実際にあった事件の当事者となったミュージシャンのMa*Toが作曲した楽曲を小川美潮が歌う。監督は麻王。
この事件は、わたしの著書『禁煙ファシズム』(鹿砦社)にも記録されている。裁判を軸にしたルポルタージュである。一方、本作は事件をベースにしたドラマであり、裁判の経緯よりも、「化学物質過敏症」が誘発する複雑な人間関係に重点を置いている。疑似科学としての「香害」を考えるうえで不可欠な作品だ。
本作は日本よりもむしろ海外で高い評価を受け、JFFLA2024最優秀主演男優賞、Cine Paris Film Festival最優秀長編映画賞・主演男優賞、London Independent Film Award最優秀外国語映画賞などを受賞した。映画が扱うテーマの重みはいうまでもなく、映像と音楽も卓越している。
事件の概要は次のとおりである。
