1. ニューヨークタイムスの読者数は1278万人、日本では新聞業界が縮小、海外では成長、背景に電子化の成功

ABC部数検証に関連する記事

2026年04月22日 (水曜日)

ニューヨークタイムスの読者数は1278万人、日本では新聞業界が縮小、海外では成長、背景に電子化の成功

日本の新聞業界が衰退へ向かう傾向とは裏腹に、海外では新聞産業が成長していることをデータが裏付けた

日本新聞販売協会は、2025年10月に実施した「第62回全国新聞販売店所従業員総数調査」の結果を発表した。同協会の会報(3月1日付)によると、2016年に317,016人だった従業員数は、2025年には195,551人まで減少した。毎年およそ1万人の従業員が業界を離れている計算になる。

さらに、従業員の高齢化も進んでおり、70歳以上が28.4%を占める。50歳以上は全体の4分の3に達している。

販売店数も減少が続いており、2016年には16,731店だったものが、2025年には12,287店にまで減少した。

新聞の発行部数については、日本新聞協会のデータによると、2016年は39,821,106部だったが、2025年には23,373,706部にまで減少している。

一方で、インターネットへの移行に成功した海外の主要紙は読者数を伸ばしている。たとえば米国のThe Wall Street Journalは、紙媒体が約41万部であるのに対し、デジタルは約413万人の会員(2025年6月時点)を抱えている。同紙の2000年の発行部数は約180万部であり、紙媒体は大きく減少したものの、電子版への転換に成功したといえる。

また、The New York Timesは、2025年時点で購読者総数が1,278万人に達している。かつての読売新聞を上回る規模となっている。

日本の新聞社は、早急に電子版への転換、あるいは新たなビジネスモデルの構築を進めなければ、経営の持続が困難になる可能性が高い。「押し紙」の慣行も、近代化を阻む要因の一つとなっている。