民間軍事会社による傭兵募集に現実味、後藤・湯川の両氏に関する情報が特定秘密に指定されている理由、徴兵制は「幻想」の可能性が高い
【サマリー】安保法制が成立した後、次の段階として徴兵制が導入されるのではないかという懸念が広がっている。わたしは徴兵制よりも、民間軍事会社により傭兵部隊を組織する戦略が浮上する可能性の方が高いと考えている。その先駆けが、
ISに処刑された(株)民間軍事会社の設立者・湯川遥菜氏のシリアでの動きだった。
後藤・湯川の両氏に関する情報が特定秘密に指定されているのも、このあたりに理由があるのではないか?
傭兵に戦争を肩代わりさせる戦略は、1980年代の中米紛争で米軍が採用した歴史がある。米国は派兵先の国の若者に代理戦争をさせたのである。それにより米国内の反戦意識を抑制したのだ。