1999年の新聞特殊指定の改訂、大量の「押し紙」を容認する方向へ「改正」
「押し紙」が急激に増えたのは、1999年に新聞特殊指定の改訂で、「押し紙」の定義が変更されたのち。改訂前は、「実配部数+予備紙2%」を超える部数は、理由のいかんを問わず「押し紙」とされた。
ところが改訂後は、予備紙2%のルールが撤廃され、残紙はすべて予備紙とみなすようになった。これにより「押し紙」の概念はなくなり、残紙はすべて販売店が自主的に買い入れた部数ということになってしました。
「注文部数」という用語も、「注文した部数」に変更された。
特殊指定の改訂前と改訂後の「押し紙」の定義を図にしてみた。詳細については、近々に説明する。
劈頭の図は、搬入部数が4000部の販売店で例証したものだ。