2025年2月度のABC部数、読売は前年同月比で-40万部、毎日新聞は-28万部
2025年2月度のABC部数が明らかになった。前年同月比で、最も減部数が多いのは読売新聞で、-40万部だった。毎日新聞は-28万部、さらに朝日新聞は、-18万部となった。
中央紙の部数内訳は次の通りである。
朝日新聞:328万部(-18万部)
毎日新聞:130万部(-28万部)
読売新聞:560万部(-40万部)
日経新聞:133万部(-7万部)
産経新聞:81万部(-6万部)
なお、ABC部数には、「押し紙」(広義の残紙)が含まれており、新聞の実配部数を反映しているわけではない。「押し紙」の実態は、最近の「押し紙」裁判の中でも、次々と浮上している。裁判資料を裏付けに、「押し紙」の実態を紹介しよう。
たとえば読売新聞のA店(大阪地裁・高裁)の2017年度における「押し紙」の規模は、47%から48%の規模で推移していた。つまり販売店に搬入される新聞の約半分が、配達されないまま回収され、廃棄されていたということである。
また毎日新聞のB店(大阪地裁)の2022年度のケースでは、11%から39%の間で推移していた。