1. メディア黒書に多量の嫌がらせメール、犯人は早朝に働いている者か?

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2016年08月12日 (金曜日)

メディア黒書に多量の嫌がらせメール、犯人は早朝に働いている者か?

11日からメディア黒書に大量の迷惑メールが送りつけられている。11日の夜間に200件、昼間に18件程度、昨夜から12日の朝にかけて158件、すべて英文で書かれた同じ内容のものである。メールは「迷惑メール」に自動的に分類され、証拠として保管されている。

朝方に多量に送付されていることから察して、早朝に働いている新聞関係者の可能性が高い。

■裏付け資料(迷惑メールの表題)

◇過去にも攻撃

メディア黒書に対する攻撃は、今回がはじめてではない。かつて有料サイトを運営していたとき、課金システムを完全に破壊されたことがある。犯人はほぼ特定できているが、また証拠が不十分なので、現段階では公表しないが、宗教団体系のある企業である可能性が高い。

今回と同様に多量のメールで攻撃されたこともある。メールによる同種の攻撃は、知人のフリージャーナリストも受けている。海外からのメールだったそうだ。こちらは、ウエブサイトを閉鎖に追い込まれた。

「押し紙」の取材をはじめたころは、留守番電話に奇声や街の騒音、それに「もしもし、もしもし、おかしいな・・」というメッセージが、連日録音されたこともあった。さらに次のようなFAXも届いた。

「黒薮殿
お前のようなのはジャーナリストではない。
つまらぬことはするな。
いつでも堂々と相手をしていやる。
うちの会長・社長に迷惑を及ぼしたら覚悟はできているだろうかな。

依頼人        平成の仕置人」

この脅迫文は、拙著『新聞ジャーナリズムの「正義」を問う』(リム出版新社)で公開している。

◇殺人未遂事件

今回のメール攻撃の犯人は不明だ。なにしろ最近は取材が広く、「押し紙」問題から、恫喝裁判、環境問題、経済事件、覚醒剤、さらには港区で起こった毒物による殺人未遂事件も調べているので、攻撃者が誰なのかはまったく見当がつかない。

せいぜい可能な防衛策といえば、メディア黒書で入手した資料を、国内外のジャーナリストに拡散することぐらいだろう。