藤井敦子さんの刑事告訴を受理、Twitterによる誹謗中傷で仕事にも支障
1月30日に、横浜副流煙事件の「冤罪」被害者・藤井敦子さんが捜査当局に申し立てていた刑事告発が受理されたもようだ。藤井さんは、横浜副流煙裁判が始まった時期から、自身が在住するコミュニテーで、「喫煙者」などという誹謗中傷を受けてきた。それがTwitterなどSNS上の罵倒へとエスカレートして、仕事(英語発音の指導)にも支障をきたすようになっていた。一種の営業妨害である。
誹謗中傷は現在も続いており、名誉毀損の度が過ぎている。
刑事告訴に関する情報は非公開になっているので、それ以上のことは分からないが、藤井さんは、事前に加害者に対する綿密な調査を自ら実施しており、告訴に必要な裏付けを十分に掴んだ。それが功を奏して告訴が受理された可能性が高い。
また、横浜副流煙裁判で判決が確定した後、藤井さんらが行った作田学医師らに対する刑事告発も今回の告訴受理に影響を及ぼした可能性がある。前者は不起訴となったが、検察審査会が「不起訴不当」の判断を下した。これは禁煙ファシズムに対する厳しい批判にほかならない。捜査関係者が、それを考慮して今回の告訴を受理した可能性もある。
さらに映画「窓 Mado」の上映や、拙著『禁煙ファシズム』も、喫煙者を「撲滅」するラジカルな運動」に対して、社会問題としての認識を広める役割を果たした。これらの事情が告訴受理の背景にある。
かつて元国会議員の三宅雪子氏が、Twitter上で5名のアカウント名を提示して、刑事告訴の受理をツーとしたことがある。これは事実ではなかったが、藤井さんのケースは、三宅氏の場合と異なり、紛れのない事実である。
今後、事件を追っていく。
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■写真は映画「窓 Mado」の舞台挨拶。