1. ジャーナリスト・吉竹幸則氏が講演、長良川河口堰の公共事業と言論弾圧裁判

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2015年12月22日 (火曜日)

ジャーナリスト・吉竹幸則氏が講演、長良川河口堰の公共事業と言論弾圧裁判

12月9日に「最高裁をただす会」(志岐武彦代表)は、フリージャーナリストで元朝日新聞記者の吉竹幸則氏を講師に、裁判の実態について考える学習会を開いた。同会は講演をYouTubeに収録した。

吉竹氏は、朝日新聞の記者だった1990年ごろ、現在では国費のばらまきとして悪名だかい評価が定着した長良川河口堰の改修工事の実態をいちはやく取材した。公共事業による税金の無駄づかいを厳しく批判した。

しかし、朝日新聞社の上層部は、この問題に関する大半の記事を差し止めたあげく、吉竹氏を記者職からはずし、最後はいわゆる「ぶらきん」で定年をむかえさせた。労組もなんの支援もしなかった。

退職後、吉竹氏は朝日新聞社による差別待遇を本人訴訟というかたちで告発した。しかし、名古屋地裁は、判決文の中で事実の時系列を故意に捏造するなどして、あたかも吉竹氏の取材が不十分で報道するに値しなかったかのようなストーリーをでっち上げたあげく、朝日新聞社の「編集権」などを理由に、訴えを退けた。本人尋問も開かなかった。

収録したYouTubeで吉竹氏は、第1部では長良川河口堰の改修工事の実態を、第2部では軍事法廷を連想させる恐ろしい裁判の実態を語っている。

◇第1部 長良川河口堰問題とは

◇第2部 軍事法廷なみの裁判の実態