読売新聞大阪本社に問い合わせ、判決文の黒塗り希望箇所を確認
大阪高裁は、28日、読売新聞「押し紙」裁判の控訴審判決で、控訴人の元販売店主の控訴を棄却した。詳細を解説するに先立って、読売新聞社(大阪)にある問い合わせを行った。
読売新聞は、このところ「押し紙」裁判の裁判書面に閲覧制限をかける動きを強めている。そのため読売に配慮するかたちで黒塗りを希望する箇所を問い合わた。読売がどの箇所の黒塗りを希望するか興味深い。
なお、この裁判には読売の代理人として、喜田村洋一・自由人権協会代表理事らがかかわっている。喜田村氏は、今世紀の初頭から一貫して読売新聞には1部の「押し紙」も存在しないと主張している。
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読売新聞大阪本社 法務部様
お世話になります。
フリーランスライターの黒薮哲哉です。
3月28日に貴社を被控訴人とする裁判(控訴人・濱中勇志)の判決が大阪高裁でありました。
つきましては判決の全文をウエブサイト等で公開することにしました。それに先立って、控訴人と被控訴人の双方に対して黒塗りを希望する箇所を確認しています。
控訴人からは、個人名と住所を黒塗りにしてほしい旨の希望がありました。
貴社に対しても、黒塗りにする箇所を提示していただきたく、ご連絡を差し上げました。
お手数ですが、添付しましたファイルを印刷して、非公開を希望する箇所を黒マジック等で黒塗りにするようにお願いします。全文非公開を希望されるようであれば、必ず全箇所を黒塗りにするようにお願いします。出来る限り、貴社の希望に沿うようにします。
3月3日の18時までに返信いただくようにお願い申し上げます。
黒薮哲哉
電話:048-464-1413