1. コロナワクチンは本当に安全なのか、スパイクたんぱく質が血管障害の原因、米国ソーク研究所が発表

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2021年06月02日 (水曜日)

コロナワクチンは本当に安全なのか、スパイクたんぱく質が血管障害の原因、米国ソーク研究所が発表

日本のメディアが、コロナワクチンを接種した人が死亡した事例を時々報じるようになった。たとえば5月26日付けNHKニュースは、「ワクチン接種601万人余 85人死亡 “重大な懸念認められず”」と題するニュースを配信している。その一部を引用してみよう。

厚生労働省は新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた人のうち、これまでに85人の死亡を確認したと公表しました。厚生労働省は現時点で重大な懸念は認められないとして引き続き接種を進めていくことにしています。

厚生労働省は26日に開いた専門家部会で、今月21日までにファイザーのワクチンの接種を受けた601万6200人余りのうち25歳から102歳の男女85人の死亡を確認したことを報告しました。

厚生省がこのようなデータを公表した背景に、将来的に同種の事故が広がった場合、事前に警告したというアリバイを残したいという思惑がある可能性が高い。この数字がどこまで信用できるのか、権力構造の歯車である官庁・政界・新聞・テレビの信用度からすれば鵜呑みにはできない。米国では、ワクチン接種後の死者が数千人に達しているとの情報もある。

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コロナウィルスの感染が広がりはじめたころ、Covid-19は肺炎という認識が一般的だった。事実、新型肺炎とも言われた。その後、感染者の中に血管障害の所見が報告されるようになった。カワサキ病との比較研究も行われた。

科学の解釈は、研究が進むにつれて変化する。最近、Covid-19を、むしろ血管障害として捉える流れも生まれている。

その根拠となったのは、4月30日に米国のソーク研究所がカリフィルニア大学・サンディエゴ校(UCSD)との協同研究の成果として公表した内容である。コロナウィルスのスパイクたんぱく質そのものが細胞を傷つけるとする報告である。

ソーク研究所が解明したスパイクタンパク質による細胞へのダメージ、COVID-19は血管障害

同研究所は、コロナウィルスの冠を構成するパーツのうち、スパイクたんぱく質だけを使った疑似ウィルスをマウスに感染させる実験を行った。その結果、肺動脈の細胞に炎症が発生したという。

さらに炎症の原因がミトコンドリアの破損であることも再現実験で判明した。

「新型肺炎」の感染が広がった時期から、報告されていた血管障害の原因・正体が判明したのである。それがわずかひと月前の4月30日である。ワクチンを開発する段階では、想定外だったことになる。

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問題は、Covid-19対策として緊急に開発・製造されたワクチンに、スパイクたんぱく質が使われている点である。当然、ワクチンを接種すれば、血管を傷つけるリスクがある。

mRNAワクチンは、遺伝子を操作することでたんぱく質を「製造」するメカニズムを採用したものである。従ってワクチンの効果が持続している間は、スパイクたんぱく質が血管を通じて全身に供給されることになる。

ただ、その持続期間がどの程度なのかや、ダメージがどの程度なのかは、これから先、「人体実験」で検証する以外に方法がない。実験動物と人間では体質が異なるから、「人体実験」に頼らざるをえないのだ。

科学的な見地に基づいたワクチンによる人体影響を推測することは可能だろうが、そこに製薬会社の巨大利権や国策がからんでくると、どこまで真実に基づいた対策が取られるのか疑わしい。グレーな部分が多いのだ。

この問題でも、新聞・テレビはジャーナリズムの役割を果たさない可能性が高い。

【参考記事】日米が台湾にワクチン提供、中国は「政治利用」と反発
「台湾に4日到着したのは、日本で生産された英アストラゼネカが開発したワクチン。日本では副作用などを総合的に判断し当面、公的接種では使用しないと決めたばかりだ。だが台湾では感染者が急増し、ワクチンが不足している緊急性も考慮し、提供が決まった。」(日経新聞)