1. メディア黒書への支援、お礼とお詫び

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2019年07月01日 (月曜日)

メディア黒書への支援、お礼とお詫び

先日、1年ぶりに郵貯銀行の残高を調べたところ、随分多くの読者からカンパをいただいていたことが分かりました。中には毎月、定期的に送金してくださっている読者もいました。寄付をいただいた場合は、すぐにお礼を申し上げるのが最低の礼儀ですが、日常的に使っている銀行ではないので、長いあいだ気づきませんでした。連絡先が不明な読者もおられます。お詫びすると共に、改めて感謝の気持ちを表明します。

ジャーナリズムのモデルには、大別して、広告に依存したもの、購読料に依存したもの、読者からの寄付に依存したものがあります。広告に依存したモデルでは、広告主の意向が記事に反映することがままあります。従って電磁波問題や化学物質による環境汚染などは報道の対象外になります。購読料に依存したモデルでは、大事な情報を共有できる読者が限定されるという欠点があります。価値の高い情報に対しては対価を支払うべきだという考えもありますが、日本ではそこまで高い意識は育っていません。ただし、株式投資に関する情報など、お金儲けに関する情報であれば、高い対価を支払う人も少なくありません。

米国や韓国などでいま台頭しているのが、読者の支援によって財源を確保して、ジャーナリズムを展開するスタイルです。日本でもこの種のモデルは広がりつつありますが、十分な取材体制を構築するまでには至っていないのが実態です。メディア黒書も読者の支援に依存したジャーナリズムを目指していますが、現在のところ主要な財源は、書籍の代筆による収入です。副業で財源を支えるスタイルです。