1. 鹿砦社に対する言論弾圧事件、露骨な検察官と新聞人の連係プレー

言論活動の妨害に関連する記事

2020年09月06日 (日曜日)

鹿砦社に対する言論弾圧事件、露骨な検察官と新聞人の連係プレー

鹿砦社に対する言論弾圧事件から今年で15年になる。2005年7月12日の『朝日新聞』朝刊の第一面は、「出版社社長に逮捕状」「名誉毀損の疑い」という見だしで、同社の松岡利康社長の逮捕を視野に入れた神戸地検の動きを「スクープ」した。

実際、この日の早朝に松岡社長は、自宅に押しかけてきた検察官に逮捕された。以後、神戸地検は、松岡社長を192日にわたって拘留した。理由は次の2点である。

①阪神のスカウトの変死事件で、遺族が執筆した記事を掲載した。その記事は、事件に球団職員が関与した可能性を示唆している。

②パチスロ機メーカー「アルゼ」のスキャンダルを暴露した。

松岡社長は、刑事裁判にかけられ、懲役1年2カ月(執行猶予4年)の判決を受けたのである。出版社の社長が刑事事件というかたちで言論弾圧されたケースはまれた。【続きはウェブマガジン】